榎本 あつし 
 榎本 あつし
 (atsushienomoto)

【資格で独立開業、成功への道しるべ】第六回 「退職届を提出、いよいよ独立へ。」

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第六回 「退職届を提出、いよいよ独立へ。」


生活費などのこともあり、資格取得後にすぐに独立せず、
企業に勤めた私。


しかし、周りのすぐに独立した同期の仲間は次々に活躍。
出版やら法人化やら新しい事務所やら・・・。


焦る私。
しかし、先立つものも無い私。


さんざん悩み抜いた末、「いっちょ、やってみるか!」 と、いよいよ独立を決意して・・・。
というところまで、前回お伝えしました。


結局、試験合格から企業に4年間ほど勤務しましたが、そんなに貯金もたまらず(笑)。
最初に生活費の確保のために、就職の道を選んだにもかかわらず、
独立当時とそんなに違わない環境だったのでした。
ダメですね、貯金できない人です。


費やした時間を考えると、やっぱり遠周りしたかな、と思いました。
なにせ、同期の即開業した仲間は、どんどん先に行ってしまっていたのですから。


実務を身につけたいから、という理由であれば、就職ではなく、すぐの独立をオススメいたします。
そちらの方がかなりスピードが早く、かつ実践的なものが身につきます。
そして、何といっても真剣勝負の中でやっているため、吸収力が違います。



私も、企業に在籍の4年で覚えた実務よりも、独立開業して半年位から身につけたものの方が、
現在、役に立っていると感じています。
書類一つひとつの書き方にしても、行政窓口とのやり取りにしても、です。


ただ、一点、企業に就職してよかったと思うところは、
企業の立場であったらどう考えるか、企業の内情というものはどんなものか、
というところがつかめる点でしょうか。


士業の仕事の多くは、経営のサポートです。
企業側の目線に立った考え方ができることは、自分にとっては大きな財産になりました。
(と、周回遅れのスタートであった自分に今でも言い聞かせています・・・)


前回は、このように資格取得後の道として、


1. 実務をある程度勉強してから独立・開業
2. 独立・開業してしまって実践で実務を勉強


と、二つの道のことをお伝えしましたが、
もう一つ、試験合格後の選択肢として、
民間企業ではなく、同業の事務所への就職という道もあります。


これは、まさしく事務所経営の勉強、
実務の経験という事を考えて選ぶ方も多いのではないでしょうか。


これは、実務という面では前記の企業への就職と同様の理由で、
自分での独立開業にはかなわない部分もあります。
また、民間企業の中では無いという点で、
実際の民間企業の内情をつかみにくいという点もあります。
さらには、人員的には狭き門であり、給与等の処遇も決していいものではありません。


あと、大きな声では言えませんが・・・。
自分で独立開業している士業の方は、
ちょっと感覚が変わっている方であるケースが・・・あ、いや何でもないです。


・・・えっと、ユニークな方が多いかな、と思っています。
ついていく人もまたユニークになりそうですね。





ただ、同業の事務所で修行する場合は、
事務所としての経営が、取り返しのない失敗をすることなく学ぶことができます。
これは、他の2つの道にはない、大きなメリットですね。


まとめますと、資格取得後の道、私の個人的オススメ順です。


1. 思い切って独立開業!失敗しながら成長していく! (ただし、経済的余裕など必要)

2. 企業に就職!後に顧客となる企業側からの目線を手に入れ、貯金! (貯金は計画的に♥)

3.同業の事務所に就職!事務所経営を学ぶ!   (狭き道かつ生活も厳しい!でも失敗せずに経営が学べる)


さて、そんなこんなで、私が「2.企業に就職!」の道を選び(他が無理だったのですが)、
3年経って独立を決意。
いよいよお世話になった企業を退職する時がやって来ました。


「退職届」をカバンの中に入れ、
未経験で年齢もそこそこいっている私をあんな面接の経緯(面接の経緯は→こちらに)があったにも関わらず、
採用してくれた上司に提出する時が来ました。
人生の決心した3年目の12月。


さあ話そう、さあ話そう。


・・・ああ、言い出せない。


今日こそ言おう!


・・・ああ、今日も言い出せなかった。


妻へ、「今日こそ、退職届出してくるから。」と伝え、


・・・「ごめん、今日も言い出せなかった。」


気づいたら、正月を過ぎ、桜も咲き、海水浴の季節になってしまっていました(笑)。


結局、退職届を書いてから7~8ヵ月ぐらい、言い出せずにいたのです。


そして、「もう今日言えなかったら、お前は独立しても失敗する人間だ!」と自分を追い詰め、
上司に声をかけました。


「すみません、ちょっと大事なお話があるのですが・・・」
「ん?何?」

上司と一緒に会議室に入り、

「実は・・・。退職したいと思っております。」

上司の反応は、 「えー!まだ早いだろ。独立は。」 でした。


退職理由を伝える前に、独立を悟られはしていたのですね。
まあ、入社時からそうは思われていたそうなのですが。


「もうしばらく会社に居れば、うちの仕事も任せられるし・・・。考え直さない?」


独立後、特に仕事のあてのなかった私には、良い話だとも思ったのですが、

「あ、じゃあもう少しやります。」

などとも言えず、 「いえ、悩んだ末に決心したことなので。」 ということで、
退職届を受領してもらいました。


とても気分は晴れやかでした。





実際の退職日は、数ヶ月後で調整をし、引継ぎの業務などを行い、
その間に開業の登録などを進めました。


そして、無事に退職。後腐れもなく、応援してもらいながらの退職となったのでした。
いよいよ一人での出発、独立開業です。


・・・次回に続きます。

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