天野 暢子 
 天野 暢子
 (nobukoamano)

【第4回】あなたは“何屋さん”か?

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あなたは“何屋さん”ですか?


今、起業をお考えの皆さん。おたくは何を取り扱っている会社でしょうか。

あなたが税理士なら「税理士事務所」、パティシエなら「ケーキショップ」と分かり
やすいのですが、時折目にするのが会社の事業概要に不動産売買、損害保険代理店、
たばこ販売、焼き鳥店○○経営…とさまざまな業種が続くものです。

それではこの企業が何の会社であるかさっぱりわかりません。

 

私の周囲でもホームページやブログに多くの異なるカテゴリーが並び、メールマガジンに
書いてある肩書もしょっちゅう変わっている方が少なくありません。

「彼らはいったい何をやっている人なんだろうな」とは思っても、仕事を依頼しようとは
思いません。私が“カットの上手な美容院”を探しているなら、“マッサージが上手で、
パーマも安くて、オーナーがバイク好きの美容院”は必要ないのですから。

 

私は作家としての仕事をマネジメントしてもらうためにエージェント(代理人)が

ついています。プレゼンテーションの仕事が中心の私ですが、実は書きたいテーマは
ビジネスマナーや営業、結婚などさまざまな分野にわたっています。

 

けれども、エージェントは
「天野さんの立場が業界で揺るぎなくなるまで、プレゼンテーションの本しか
書かせません」と断言します。

私が何屋さんであるかはっきりさせておくには当然のことです。

 

 

1点だけ覚えてもらう


これは皆さんのプライベートでもそっくりそのまま同じことが言えます。

合コンなら参加者が数人なので、自己紹介しても全員のことを覚えられるかも
しれませんが、30人参加の異業種交流会で、

「①青森県出身②プール通いが日課の鈴木哲彦です。趣味は③プラモデル集めです」
と短く自己紹介しても、“①~③のどれか”、のスズキさんと覚えてもらえれば
良いほうです。多くの人は何ひとつ覚えてもらえないのです。

 

 

自己紹介もTPOで変える


ビジネスにつなげるにしても、出会いを恋に結びつけるにしても、あなたを記憶

してもらうには1点だけ伝えることが重要です。

皆さんにはエージェントがいません。

ならば自分で自分のエージェント、マネージャー役をするしかありませんね。

 

「踊るイラストレーターです」と言った時点で2つのことを盛り込んでいることに
なります。だからといって、ダンスかイラストどちらかをやめなさいと言っている

わけではありません。

異業種交流会ではイラストについて、合コンではダンスのことを話せばいいのです。
つまり、時と場所によって使い分けるということです。

 

それだけで多くの人の中から「今日のパーティーにイラストをやっている山田さんと

いう人がいたな」と記憶され、関係が次のステップに進んでいきます。

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