天野 暢子 
 天野 暢子
 (nobukoamano)

【第6回】自分だけのオリジナル台本を作る

このエントリーをはてなブックマークに追加

他人に見せる必要がない台本

 

皆さんは台本と聞いてどんなものをイメージしますか?

ドラマや映画、舞台など演劇の台本は、縦書きで次のようなものです。

演劇の台本はタテ書きが基本

 

全ての出演者、スタッフが同じ台本でセリフや進行を覚えていくので、

全員分を丸暗記する必要があります。

けれども、プレゼンテーションの台本は基本的には自分一人が使うものです。

他者と情報共有する必要はありません。

あくまでも自分が分かりやすければいいのです。

 

 

テレビ式で台本を自分流にアレンジする

 

そこで、私が“工夫が満載だなあ”と感じているテレビのニュース原稿の

スタイルをご紹介しましょう。

テレビ式の台本はレイアウト自由

 

一番の特徴は皆さんが読み慣れているヨコ書きという点です。

読みやすいように1行は短く、次々と改行されています。

字下げして階段状にスペースが空いているので、「脳梗塞の」、「検診」が

目に止まりやすくなっていますね。

 

「ここは数字ですよ」という注意喚起の意味で数字には○をつけたり、

読み飛ばさないよう小数点は、わざわざ漢字で書くなどの工夫もあります。

難しい読みにはひらがなでルビをふります。

これらは読み間違い、言い違いを防ぐためのものなのです。

 

演劇台本の文字はほとんどが明朝体で、文字サイズも均一ですが、

あなたが使う台本の書式は自由です。

目立たせたい箇所はゴシック体にしてもいいし、特大の文字にしてもOK、

文字色も装飾も自由自在です。

 

 

アクションも接続詞も書き込む

 

演劇の台本で、俳優の動き、場面の状況、照明や音楽についてセリフの間に書く

指示を「ト書き」(とがき)と言いますが、プレゼンの台本にもそれを書いていきます。

 

「ここで、実物を出して見せる」

「ここまで来たら、会場の人に問いかける」

「この説明では1、2、3と指を立てて強調する」

といった具合です。

 

皆さんが次の言葉を考えて詰まるのは特に、場面の切り替えの時です。

そこで、接続詞だけはあらかじめ考えて台本に配置しておきます。

「さて」、「または」、「したがいまして」などの接続詞は、目に飛び込んでくるように

目立つように表示しておきましょう。

 

さらに、予定のラップタイム(経過時間)も書いておきます。

「ここで2分経過」「この区切りで4分45秒」でもいいのですが、長いプレゼンや

セミナーなどの場合はスタート時刻にこの時間を加えて「14:02:00」、「14:04:45」
と経過時刻も書いておくと、進行の目安になります。

 

 このエントリーをはてなブックマークに追加
                       
< このカテゴリの前の記事
    
HOME│      このカテゴリの次の記事 >