長北 健嗣 
 長北 健嗣
 (kenjinagakita)

【第3回】誰でもできる簡単キャッチコピーの作り方

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こんにちは。コンセプトライターの長北です。

 

まずは前回の復習から。

自分で文章を書くメリットは、

「自分で書けばお金がかからない」、「書きたいことは、自分が一番よく知っている」、「書けば書くほど上手くなる」の3つでしたね。

 

メリットを思い出したところで、今回はキャッチコピー作りに挑戦してみましょう。

 

 

気になる文をどんどんストック

 

前回、「生活の中でちょっと気になった文を5つ、メモしておいてください」

という“宿題”を出してありましたが、まさか忘れてなどいませんよね(笑)。

 

こんなことをお願いしたのには、もちろん理由があります。

これを実践することで、自分の中の文のストックがどんどん増えていくんです。

日本語以外の言語を学ぶ場合、単語の数や語彙を増やすのが第一ですが、日本語なら、基本的な言葉・単語はすでに知っていますよね。ですから、単語よりも複数の単語の組み合わせ、つまり文のバリエーションを増やすのが、スイスイ書ける早道なわけ。

 

単語の組み合わせがポイントですから、まとまった文章でなくても構いません。

キャッチコピーやキャッチフレーズ、本などのタイトルでもOKです。わざわざ本や雑誌をひっくり返さなくても、電車の車内広告や書店で本などを眺めながら「おっ?」と感じたものを、スマホにでもメモしておいてください。

 

私はこの作業を“コピーストック”と呼んでいます(コピーをストックするから、コピーストック。そのまんまですね・笑)。

 

この、とっても地味な作業をコツコツ繰り返していくと、どんな効果があるのかと言うと、いままではスルッと脳ミソを通過していた文が、“メモる”ことによって意識に引っかかるようになります。そうすると様々な文章やコピー、タイトルが目に飛び込んでくるようになって、もう、気になって気になって仕方なくなっちゃうんです。

これって、隣の女子がちょっと可愛いかも…と、気になり始めると、どんどん意識してきて、やがて頭から離れなくなるという感じに似ているかも(笑)。コピーストックの作業は、実はそのくらい楽しいものです。

 

そして、コピーストックの最大の効果は、お気に入りの文やキャッチフレーズなどを脳ミソにストックしておけば、単語(言葉)を入れ替えるだけで、スイスイとキャッチコピーが作れるようになっちゃうということ。これはもうやるしかないですよね。

 

スイスイキャッチコピー作成法

 

本来、タイトルやキャッチコピーは、中身がしっかり決まらないと作れませんが、「こーゆー内容だから、こんなタイトルにしよう」と思っていても、余裕がなくて「とりあえず決めないとマズい!」なんてことも珍しくありません。

 

ところが、発注した相手が真面目で融通のきかない人だと、「先に作るなんてムリ。できません!」と拒否されることも。「セオリーはわかるんだけど、そこをなんとか…」と頼んでもなかなか動いてくれません。プロとしていい加減な仕事はできないというプライドも理解できますが、困るものは困るわけで…。

 

そんな状況に陥ってしまったら、さっさと自分で作っちゃうのが一番です。

 

 

試しに、私がコピーストックしたものからキャッチコピーを作ってみましょう。

 

「ちゃんとした英語を。仕事ですから。」

これは最近、JR京浜東北線の車内で見つけたキャッチコピーで、英会話学校・ベルリッツの広告に使われていたものです。外国人と話す必要があるビジネスマンなら、「たしかにそうだよね。じゃ、ベルリッツ行ってみるか」と思うのでは。好き嫌いは別にして、悪くないコピーですよね。

 

これを素材にアレンジしてみると…

 

例えば、「ちゃんとした食事を。主(あるじ)ですから。」

お父さん向けのお弁当などに使えそうです。

 

あるいは「ちゃんとした食事を。家族ですから。」

高級なペットフードなんかに使えそうです。

 

さらに手を加えて、「納得できる仕事を。頑張っているあなたですから。」

人材ビジネスで使えそうですね。

 

という具合に次々できちゃいます。

 

このコピーの構造は、言うまでもなく“倒置法”。結論から先に言うことで、強いインパクトが出せます。かなり使えるので、しっかり覚えておきましょう。

 

それと、お気づきかもしれませんが、この方法ならパターンに当てはめていくだけなので、一から考える必要がないんです。プロのコピーライターが脳ミソをフル回転させて作ったコピーをアレンジするだけ。ね、これならできそうな気がするでしょう?

 

コピーストックは地道な作業ですが、続けていくと強力な武器になりますので、ぜひ習慣化して色々なコピーやタイトルをどんどんアレンジしてみてくださいね。

 

一人でやるのも良いけれど、グループでゲーム感覚で披露し合えば、さらにストックが増える上に、他人の視点に触れることもできるのでオススメです。その場合、注意していただきたいのは、ブレストと同様に他人の発表に対して批評したり否定したりしないこと。楽しく続けていると、知らない間に力がついてくるはずです。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回は、自己紹介にも使える簡単なプロフィールの作り方をご紹介します。

では、また来週お会いしましょう!

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