長北 健嗣 
 長北 健嗣
 (kenjinagakita)

【第6回】基本プロフィールから印象に残る挨拶文を作ろう

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こんにちは。コンセプトライターの長北です。

 

前回は、プロフィールを作成しました。テンプレートを使って、転機となるエピソード、つまり、キモになる一文が出来上がったかと思います。ちなみに私も公約通り(笑)、自身のプロフィールに下記の一文を加筆してみました。

 

「旅行情報誌にコラムを執筆したことで書く面白さに目覚め、ライターの道に進む」

 

よろしければ、私のプロフィール(名前“長北健嗣”をクリックすれば飛びます)でご確認くださいね。

 

 

プロフィールを“ご挨拶”の文章に変えるには

 

さて、今回は作成したプロフィールをもとに、いわゆる“ご挨拶”の文章づくりにチャレンジしてみましょう。まず、前回作成した平均一さんのプロフィールを再掲します。

 

平均一(たいら・きんいち)のプロフィール

●1969年6月9日(ロックの日)生まれ。O型。ふたご座

●千葉県市川市出身。小学校時代は切手集めに熱中。「月に雁」と「見返り美人」を所有していたのが自慢。中学生のとき、年上の従兄の影響で洋楽に目覚める。

●1988年、J-POPバンド、The Alfeeの母校である明治学院大学に入学。バンドとバイクとバイトに熱中のあまり、1年留年。

●1992年、某大手百貨店に入社。店頭での接客、バックヤードでのマネージメントなどを経た後、バイヤーに。ヨーロッパ出張中にシャトー・マルゴーと出会い、ワインの奥深さに目覚め、ソムリエへの転身を決意。

●2009年、平均一事務所設立。ワインを中心とした食文化全般のコンサルティング業務とともに、後進の育成にも尽力している。

 

これをきっちり流用して文章を作りましょう。ポイントは、それぞれの年月日を外すこと、そして「ですます調」に文を整えることの2点です。では、さっそく取りかかってみましょう。

 

『平均一です。ロックの日生まれのO型、ふたご座です。千葉県市川市出身です。小学校時代は切手集めに熱中していました。「月に雁」と「見返り美人」を所有していたのが自慢でした。中学生のとき、年上の従兄の影響で洋楽に目覚めました。

 

J-POPバンド、The Alfeeの母校である明治学院大学に入学しました。バンドとバイクとバイトに熱中のあまり、1年留年しました。

 

某百貨店に入社しました。店頭での接客、バックヤードでのマネージメントなどを経た後、バイヤーになりました。ヨーロッパ出張中にシャトー・マルゴーと出会い、ワインの奥深さに目覚め、ソムリエへの転身を決意しました。

 

平均一事務所を設立しました。ワインを中心とした食文化全般のコンサルティング業務とともに、後進の育成にも尽力しています。』

 

文章らしくはなりましたが、かなり違和感があるはず。声に出して読んでみると、その理由がよくわかります。そう、小学生の作文みたいなんですね。事実を並べ述べただけなので、メリハリに乏しく、結果、印象に残らない文章になっています。

 



エピソード強調で印象に残る挨拶文になる

 

大人の社会人としては、さらにもうひと手間加えて印象に残る文章にしたいところです。

ポイントは大きく2つ。

 

ひとつは、「強調すべきところは加筆して膨らませ、さしあたって必要のない部分はバッサリ削る」、もうひとつは、「感情を込めて熱く語る」です。“強調すべきところ”とは、アピールしたい部分、つまり、現在の職業とそれに至るバックグラウンドですね。一方、幼少期や学生時代の記述はさしあたって不要なので最小限にとどめます。

 

では、思いの丈を込めて、書いていきましょう。

例えば、こんな感じ。

 

『ワインと食のコンサルタント、平均一です。

小学生のときは切手集め、中学で洋楽に目覚め、その後、バンド活動とバイクに熱中するなど、ありがちな学生時代を過ごしました。アルバイトが縁で某大手百貨店に入社。売り場でのお客様対応やバックヤードでのマネージメント経験を経て、食品のバイヤーを任されることになりました。

 

もともと美味しいものと美味しいお酒には目がない私です、趣味と実益をかねて各地で食べ歩き、飲み歩きを続けました。そしてヨーロッパを旅していたある日、出会ってしまったんです。フランスワインの至宝・シャトーマルゴーに。震えましたね。ワインの奥深さに開眼してしまった私は、ひとつのものに熱中する性格が幸い(災い!?)し、気がつけばソムリエの資格を取得。独立を果たしていました。

 

現在は、ワインを中心とした食文化全般のコンサルティング業務を手がけるとともに、後進の育成にも力を入れています。』

 

 

これだけで、かなり印象に残る挨拶文になったと思いませんか?

 

何度も言うようですが、プロフィールも挨拶文も、あなたの人となりが伝わり、覚えてもらうのが目的です。必要なのはインパクトのあるエピソード。挨拶文のキモ、一カ所だけでいいので恥ずかしがらず、ためらわず、ちょっと大げさに書いてしまいましょう。

 

また、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、前回のプロフィール、今回の挨拶文にあなたの仕事の内容を加えれば、いま流行の2つ折名刺のコンテンツが完成します。使わない手はありませんね。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

次回は、さまざまなところで使える“ストーリー”の簡単な作り方をご紹介します。実は今回の作文方法が次回にも活きてくるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

では、また来週お会いしましょう!

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