長北 健嗣 
 長北 健嗣
 (kenjinagakita)

【第19回】困ったときの書き出しは“なぞなぞ”が便利

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こんにちは。コンセプトライターの長北です。

前回は、「自分自身の思い出を発掘するのが楽しく書く秘訣」とお話しました。考えるより、思い出すこと、でしたね。ぜひ、実践してみてください。

 

 

電車の中でついつい読んでしまう広告は?

 

当連載では、これまで手を変え品を変えしつつ、“自分の言葉”で書く練習を重ねてきました。これ、スポーツでいえば、基礎練習のようなもの。つまり、かなりストイックな作業を繰り返してきたわけです。

 

某有名スポーツ選手の言葉を借りるまでもなく、基礎練習は重要です。この積み重ねがなければ先へ行けません。逆に、基礎がしっかりしていれば、困ったとき、いつでも立ち戻って確認することができます。スポーツに限らず、なにごとも同じ。文を書くことも例外ではありません。

 

とはいえ、書けないときは書けないし、でも、そういうときに限って書くことを迫られていることが多いんですよね。わかります。あれ? 逆かも? 原稿の締切やブログの更新など、期日が迫れば迫るほど書けなくなる…。うーん、いずれにせよ、これは文を書く上での永遠の課題と言えるでしょう。

 

さて、そこで今回は、書きやすくなる具体策をお話しましょう。

 

まず、電車に乗っているときのことを思い出してください。あなたはなにをしていますか? 寝ている? 私もちょくちょく(笑)。音楽を聞いたり、本を読んだり、スマホで情報収集していたり、さまざまだと思います。

 

私はといえば、以前、当連載でお話したように、中吊りやドア上の広告を眺め、キャッチコピーのネタ探しに余念がありません。と言い切りたいところですが、ぼーっと眺めているだけのこともあります。

 

そんなとき、よく目にとまり、思わず考えてしまうのが、“頭の体操”系の広告です。某有名私立中学校の入試の過去問など、パターンはいろいろありますが、ひと言でいえば“なぞなぞ”ですね。皆さんも真剣になってしまったことがあるのでは?

 

 

クイズを簡単に作る方法

 

この、ついつい読んで考えてしまう“なぞなぞ”、実はかなり使えます。自分が読んでしまうということは、人にも読んでもらえるということ。これを使わないテはありませんよね。

 

「えー、クイズ作るのって難しいんじゃないの?」というあなた、たしかにそういう側面もあります。まず、問題作成にはそれ相応の知識が必要です。また、簡単すぎても相手にしてもらえませんし、難しすぎると飽きられてしまいます。クイズひとつ作るにも、技術と経験が必要なんですね。

 

でも、ここであきらめてはいけません。クイズの専門家を目指すのならともかく、ブログの記事の“つかみ”で利用する程度なら、辞書一冊あれば事足ります。簡単な作り方をご紹介しましょう。

 

たとえば、国名や地名。漢字での表記が難しいものがたくさんあります。これを利用しましょう。

 

「問題です。“西班牙”。これはどこの国を漢字で表したものでしょう?

ヒント:ロンドンオリンピックの男子サッカー初戦で日本が勝利を収めた強豪国です」(答:スペイン)

 

このあと、漢字表記ネタをほかにいくつか並べてもひとつの記事になりますし、オリンピックの話題や、スペインの話につなげていってもいいでしょう。

 

例をもうひとつ。よく使われる慣用句の中には、実は、誤っているものが少なくありません。これを利用しましょう。

 

「問題です。次のうち、正しいのはどちら?

1 老体にむち打つ

2 老骨にむち打つ

(正解は2)」

 

このあと、先の例と同じような流れで、慣用句ネタをいくつか披露すれば記事になりますし、「若い者には任せておけん。ちょっと頑張っちゃいました」的な話につなげるのもスムーズです。

 

ついつい続きを読み、正解を知りたくなってしまうのが、“なぞなぞ”などクイズ形式の特長です。ブログなどの導入部分(“つかみ”ですね)はもちろん、タイトルに利用してみてもいいでしょう。

 

書きはじめてみると、意外にスイスイ書き進められるのが文章です。そのための起爆剤として、クイズ形式は使い勝手に優れているといえます。“困ったときのなぞなぞ頼み”を覚えておいてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また次回お会いしましょう。

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