長北 健嗣 
 長北 健嗣
 (kenjinagakita)

【第21回】大人の読書感想文の“秘策”教えます

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こんにちは。コンセプトライターの長北です。

前回は“大人の読書感想文のススメ”と題して、ブログやメルマガなどの記事に最適な読書エッセイの書き方をお話しました。まず、簡単な本の紹介→その本を読んで思い出した(思いついた)自分の話→簡単な感想(おすすめ)の3段階に分けて書き進めるのがコツ。ぜひ、試してみてくださいね。

 

 

本好きでも読書感想文は苦手?

 

前々回の“なぞなぞ”に続いて、前回の“読書感想文”についても、「参考になった」との声を多数お寄せいただきました。読書感想文が書けないという方は、思いのほか多いようですね。そこで今回は、読書感想文がさらに書きやすくなる方法をお話しましょう。

 

突然ですが、あなたは本を読むのが好きですか? 私は大好きです。子供の頃から読んできた書籍や雑誌は数えきれません。ただ、ひとつ難点がありました。それは、読んだ端から、どんどん内容を忘れてしまうこと。本を読破していくというよりは、読み飛ばしてきたわけです。

 

今でこそ、「これは!」と感じた箇所は付箋を貼ったり、メモを取ったりしていますが、当時はただ読んでいくだけ。読書ノート、いや、読書メモでも残しておけば資産になったのに、と悔やまれます。

 

そんな私ですから、読書感想文を書くのは一苦労。だって、覚えていないんですから、書き様がありませんよね。仕方なく本を読み返すものの、2度目だと新鮮味がないので入り込めない。結果、あらすじに毛が生えただけのような、中途半端な作文を連発。うーん、馬鹿丸出しで恥ずかしい限りです。

 

どうやら私のような子供は多かったらしく、ある日、先生が“秘策”を教えてくれました。今回は、これを皆さんにも伝授したいと思います。

 

 

先生が教えてくれた“秘策”とは

 

先生が教えてくれた“秘策”、それは、「自分で調べたことを書く」ということです。例えば、ヘミングウェイの『老人と海』が課題図書(懐かしい響きですね)となった場合、こうなります。

 

全体を大きく3つのパートに分けて書くのは、前回同様です。まず、はじめは簡単に本を紹介します。

 

『老人と海』は、年老いた漁師と巨大なカジキマグロとの死闘を描いた、ヘミングウェイの代表作です。

 

ポイントはこの次、2つめのパートです。ここでは、本の中で疑問や関心を持った部分にスポットを当て、自分で調べたり、行動して試してみたことを書きます。

 

例えば、「僕はカジキマグロについて調べてみました。カジキマグロは〜」。

あるいは、「老人は小舟で4日間に戦い抜きました。それがどれだけ過酷なことなのか興味を覚えた僕は、父に頼みこみ、ウチのクルーザーで沖へと出てみました…」、ウソはいけません(笑)。

 

最後にひと言ふた言の感想で結びます。「男らしい老人の姿に憧れました」とか、そんな感じでしょうか。

 

先生が教えてくれた“秘策”で面白かったのは、“疑問や関心を持った部分”が見つからなかったり、思い出せなかった場合の応急処置について。「本をパッと開いて、目についた言葉を調べて書け」というものでした。

 

おそらく先生は、同じような感想文ばかり読むのに飽きていたのでしょう。あ、いえ、ひとり一人、どんなことでもいいから、違ったことを書いてほしいという教育的配慮ですね、きっと。ともあれ、物事をいろいろな切り口や角度で見ることを教えてくれたこと、感謝しています。

 

この書き方は、もちろん“大人の読書感想文”にそのまま流用できます。目についた言葉を調べたり、実行してみた様子をそのまま書いてみましょう。“言葉”に限らず、小見出しや一節でもOKです。

 

例えば、前回取り上げた『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社)の中に「グレイトフル・デッドは、音楽業界でいち早くデータベース・マーケティングを取り入れたバンドだった。」という一節があります。データベース・マーケティングとはなにか。これを調べるだけで、ひとつの記事になりますよね。

 

ちなみに、本の「あとがき」や「解説」だけで読書感想文を書いて、怒られた経験はありませんか? 私はべつに構わないと思うのですが。それだけの情報で書けちゃうなんて、ある意味スゴイ。なんでもいいから、とにかく書けばいいんです。もったいないから、私はきちんと読みますけど(笑)。

 

今回の“大人の読書感想文”、「簡単な本の紹介→気になった箇所の解説や実践報告→簡単な感想(おすすめ)」も、ぜひ実践してみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また次回お会いしましょう。

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