長北 健嗣 
 長北 健嗣
 (kenjinagakita)

【第23回】“決めゼリフ”のススメ

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こんにちは。コンセプトライターの長北です。

前回は、ブログやメルマガなどの記事執筆が加速する「引用力」についてお伝えしました。引用を利用すると文章量が増えるので、書いた気になりますよね。その視覚的効果も利用して、自分を“乗せる”ことが大切なわけです。ぜひ、試してみてくださいね。

 

 

他人のブログやメルマガを研究してみると…

 

「感想文の書き方はよくわかりました。でもね、毎日1冊本は読めないし、毎日映画も見られません。しかしね、ブログやメルマガは書かなきゃなんないんですよ。もっと手軽な方法はありませんかね?」

 

このような、たいへんワガママなお声を頂戴しました。あ、いえ、マジメに私の記事をお読みいただき、感謝しております。ワガママは撤回。お気持ちは痛いほどわかります。それでは、ご要望にお応えして、感想文よりさらに手軽な記事の書き方をお話いたしましょう。

 

研究熱心な皆さんのこと、ブログやメルマガなど、他人の書いたものにもよく目を通していることと思います。え? 読んでない? それはいけませんね。ブログもメルマガも基本タダですから、バンバン登録したり、ブックマークしたりして、とにかくたくさん読むようにしてください。

 

いろいろと読んでいると、ある共通した“決まり”が見えてくると思います。マメにブログに記事をアップしたり、定期的にきちんとメルマガを発行している人の文章は、毎回、同じような流れやリズムで書かれていませんか?

 

いちばん身近な例でいえば、私のこの文章がそれです。毎回、「こんにちは。コンセプトライターの長北です。」ではじまり、前回のまとめを軽くはさんで本題に入ります。自分が書きやすい“型”で、話を進めているわけです。

 

このような視点で他人のブログやメルマガを読んでみると、それぞれ、独自の“型”を持って書き進めているのがわかるでしょう。毎回毎回、てんでバラバラの書き方をしている人は、まずお目にかかれないはずです。

 

 

手軽な小道具として決めゼリフを活用

 

自分の“型”や“流れ”を確立しておくと、書くのが楽になることに加えて、読む側にも安心感を与えるメリットがあります。残念ながらシリーズが終了してしまいましたが、『水戸黄門』などの時代劇でも明らかなように、人間、お決まりのものをついつい楽しみに見てしまう、という性癖があるんですね。

 

もちろん、毎回毎回あまりにもワンパターンだとさすがに飽きられてしまいますから、たまに変化球を投げてみる。それが、作り手(書き手)にとっても、観客(読み手)にとってもまた、新鮮だったりするわけです。

 

さて、“型”や“流れ”というと、「長い時間をかけて練り上げられ、いまの形に」というイメージがありますが、そんな大げさに考える必要はありません。必要なのは自分のリズムとテンポです。

 

そこでオススメしたいのが、“決めゼリフ”。手軽に“型”や“流れ”を作る、いわば格好の小道具となってくれるんです

 

決めゼリフは、自分で創作してもいいですし、すでにポピュラーになっているものを拝借してしまうのもアリです。

 

たとえば、「元気ですかー!?」でもいいですし、「これでいいのだ」でもいいでしょう。世の中のモノ申したければ、今は亡き人生幸朗さんよろしく「責任者出てこい」も素敵です。

 

ブログの記事やメルマガなどで使うときのポイントは3つあります。まずひとつは、以前、スギちゃん(快癒をお祈りしてます)を例にお話したように“なりきる”必要はない、ということ。あくまで決めゼリフだけ拝借します。

 

もうひとつは、文の頭に使うこと。決めゼリフは通常最後に使いますが、それはお芝居などでの話。ここでは、書くための勢い、つまり、自分のテンポやリズムをまず設定するために使うので、文頭でなければダメなんです。

 

そして3つめは、1度使ったら、しばらくは使い続けること。飽きてしまったり、自分のキャラとは相当なズレがあると感じてしまったら再考すべきですが、多少恥ずかしいくらいでコロコロ変えてはいけません。

 

 

では、実例をご紹介しましょう。私の知人のブログからです。

 

「本日もまいうー。昼食は浅草今半のすき焼きランチをいただきました。さすが老舗。大満足です。さて、浅草といえば先日も行われたサンバカーニバルですね。カーニバルですから、本場ブラジルでは2月に行われるわけですが(以下、なぜかBRICsのハナシ・笑)」

 

彼の話題の飛び方には毎度驚かされますが、それが持ち味ともいえます。自分のブログなんですから、なんでもありでいいんです。多少なりと、自分の専門をアピールできれば(ちなみに、彼は証券マンです)。

 

注目していただきたいのは、冒頭の決めゼリフ。石ちゃんのもろパクリで脱力しますが、食いしん坊らしい彼の持ち味が出ています。そして、次の文でランチの報告の後、本題に。これらのステップを踏むことによって、弾みをつけているんですね。皆さんもぜひ“決めゼリフ”を試してみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また次回お会いしましょう。

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