菅原茂夫 
 菅原茂夫
 (shigeosugawara)

【第1回】ご利用は計画的に!

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はじめまして。

年中夢求の税理士・中小企業診断士の菅原です。

 

私は「年中夢求」をモットーとして、これからビジネスを始めたい!という方向けに起業支援や資金調達支援を行っています。特にスタートアップ時の資金調達支援ということで、日本政策金融公庫からの資金調達に特化し、これまで数百人の方の資金調達支援を行ってきました。

 

このブログでは、起業時に日本政策金融公庫から短期間かつ高い確率で資金調達できるようなさまざまなノウハウをお伝えしていきたいと思っています。

 

 

中小企業の経営資源

 

中小企業には3つの経営資源が必要と言われています。「ヒト」「モノ」「カネ」です。これらのうち、最も現実的な課題としては「カネ」、つまり資金調達が成功のカギを握っているといっても過言ではありません。

 

ビジネスを行うにあたって「カネ」とは血流を意味します。血の巡りが悪ければ健康な身体を保つことができないのと同様、どんなに素晴らしいビジネスアイディアがあったとしても、ビジネスを動かして行くだけの「カネ」がなければ、それは「絵に描いた餅」で終わってしまいます。

 

自己資金だけで賄えることができればそれに越したことはないのですが、十分な自己資金を持って起業される方は非常に少ないです。

 

 

民間金融機関は融資してくれるか?

 

それでは自己資金だけでは順調なスタートダッシュを切ることができない、という方はどうしたら良いでしょうか?

 

そうです。金融機関から資金調達するしか方法はありません。そうなると「どこの金融機関から資金調達すれば良いか?」という疑問が出てきますよね?金融機関といってもいろいろあります。

 

大きく分けて「民間金融機関」と「政府系金融機関」。前者、つまり民間金融機関ですが、街の至る所にある「○○銀行」とか「××銀行」といったものです。起業される方は、民間金融機関、中でも、いわゆるメガバンクからの資金調達を希望します。

 

しかし、世の中そんなに甘くありません。民間金融機関、特にメガバンクなどといった所は、「起業される方向けにご融資致します!」とは言うものの、それを鵜呑みにしてはいけません。

 

その言葉を正直に信じて融資申し込みに行っても、窓口で断られて終わりです。民間金融機関は起業したての方に対しては非常にシビアです。起業後3~5年の間は融資してくれないと思っておいた方が良いでしょう。

 

 

では、どこが貸してくれるのか?

 

そうなると、どこから融資してもらえば良いでしょうか?そうです。「政府系金融機関」しかないのです。政府系金融機関、つまり「日本政策金融公庫」から資金調達するしかないのです。

 

日本政策金融公庫は民間金融機関と異なり、預金取引はなく、融資取引専門の金融機関です。日本政策金融公庫の融資は大きく分けて「担保または保証人あり」と「担保・保証人不要」と2種類あります。

 

それぞれについては、次回以降、順を追ってご紹介しますが、どちらの制度であっても、日本政策金融公庫の融資担当者との面談が必要となります。そして、面談→審査→融資の可否決定という流れになります。

 

 

ご利用は計画的に!

 

融資までの流れは上記の通りですが、ここで注意すべき点があります。いくつかあるのですが、今回は最も重要な点をご紹介します。それは「融資を申し込むと、その結果にかかわらず、約半年間は再申し込みはできない」ということです。

 

資金調達に失敗した場合、日本政策金融公庫からは融資できない理由が説明されます。例えば、「予想売上の根拠が不明確」といったものです。そういう指摘をされると「では、売上の根拠をもっと明確にして再度申し込みを」と思うかもしれません。

 

しかし、そう簡単にはいきません。日本政策金融公庫には毎日、たくさんの融資希望者からの融資申込があります。大量の融資申込を処理するわけですから、同じ方に多くの時間を割けるわけではありません。

 

そのような中で「断られた点を見直したので、再度審査をお願いします」という方を相手にしていたらキリがありません。ですので、「もう一度、計画を練り直してきて下さい」という意味、つまり「冷却期間」として約半年は再度の申込はできないこととなっています。

 

これは、資金調達に成功した場合でも同様です。例えば起業時に資金調達をした方が、半年も経たないうちに追加融資を希望することがあるのですが、日本政策金融公庫からすれば「当初の資金調達で資金不足ということは、そもそも当初の事業計画書って何だったの?」となってしまいます。

 

「最低、向こう半年は当初の融資の金額で乗り切って下さい」という理由で、こちらも断られてしまいます。

 

 

まとめ

 

融資に失敗しないよう、または、融資に成功しても短期間に追加融資をしなくても良いように慎重に準備をする必要があります。まさに「ご利用は計画的に!」ということです。

 

 

10月18日(木)博多にて、菅原さんの創業&資金調達セミナーを開催されます。お近くの方は、ぜひご参加くださいね!https://www.facebook.com/events/535729873119760/

 

 

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