長北 健嗣 
 長北 健嗣
 (kenjinagakita)

【第24回】 ちょっと長い文章を書くときのコツ(連載終了まであと1回!?)

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こんにちは。コンセプトライターの長北です。

 

前回は“決めゼリフ”の効果についてお話しました。ブログやメルマガを「書こう」と決めたら、なにはともあれ、まず冒頭に自分の“決めゼリフ”を書いてみる。そうすると、弾みがつき、筆が進むことうけあいです。ぜひお試しください。

 

 

レポートや感想文が似たり寄ったりになる理由

 

さて、今回は、ちょっと長めの文章を書かなければならなくなったときの対処法について、お話しましょう。

 

「ちょっと、ナガキタくん。こないだの研修会、レポートにして提出してね」なんてこと、とくにお勤めの方なら、よくあると思います。私もサラリーマン時代、よく経験しました。

 

また、セミナーなんかに参加すると、最後に感想やら気づきやら学びやらを、けっこうガッツリ書かされることがあります。セミナー受けてワークなんかもこなすと、かなりくたびれるので、その後で書く内容を考えるのは正直辛いんですよね。

 

書籍でも映画でも講演でも、また、研修やセミナーでも、ボーッと見たり聞いたりしているだけだと、終わってから頭の中に残っているのは、メインのテーマだけだったり、自分が一番関心があることに触れた部分くらいですよね。

 

とすれば、それについての感想文やレポートは、頭に残ったものを絞り出し、がんばって書き上げるしかないわけです。これ、あなたや私だけの苦労話ではありません。多かれ少なかれ、皆、同じようなもの。

 

したがって、たとえば同じ研修会のレポートを複数の人が書くと、どれも似たような内容になってしまいます。せっかく飲みに行くのを我慢して、眠い目をこすりながら頑張って書いても「なんだ、どいつもこいつも同じようなことばっかり書きおって」なんて思われたら、骨折り損のくたびれ儲けというもの。そこで、当連載をお読みいただいている皆さんだけに、“一歩抜きん出る”書き方を伝授いたしましょう。

 

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鍵となる数字は“3”

 

まず、他人より“一歩抜きん出たい”と考える皆さんは、本や映画、講演会やセミナーなどを他人と同じようにボーッと聞いて(見て)いてはいけません。レポートなり、感想文なりを「書かされるかも」という頭で臨んでください。とは、前々回でお伝えした通りです。

 

今回は、ブログやメルマガの記事より、もうちょっと長く書くことを目標にしていますから、もう少しだけ耳を傾け(目をこらし)ましょう。

 

では、どのくらい耳を傾ければ(目をこらせば)いいのか。全編を通した中、最低3つ、気になった点をメモしてください。「3つくらいなら、覚えておけるだろう」などと自分の頭を過信してはいけません。終わった瞬間、3つのうち1つは絶対に忘れます。キーワードだけでいいので、必ずメモしておいてください。

 

作者や講演者が一番言いたいことは、ボーッと聞いていても頭に残りますから、それ以外に2つ、なにかを、なにがなんでも感じ取っていただきたいと思います。

 

さて、家に戻ったら、パソコンの前に直行し、スイッチオン。即、ワードを立ち上げ、メモを見ながら作文に取りかかってください。以下のように、箇条書きをふくらませるのが書きやすく、オススメです。

 

「本日の〇△先生のお話のなかで、印象に残った部分が3つあります。

まず、ひとつは△□に関して。(以下、簡単な説明と感想)

つぎに、□◎についてです。(以下同)

もうひとつが、○△□のお話です。(以下同。+まとめのひと言)

 

要は、「ブログやメルマガの記事×3+まとめのひと言」という組み合わせです。

オリンピックの金銀銅、料理の松竹梅や並・大盛・特盛など、3という数は座りがよく、落ち着きます。文章もポイントが3つあるとバランスがいいんですね。

 

といった、見た目や感覚的な効果ももちろんありますが、なにより、ポイントが3つあると、他人との差別化が図りやすいんですね。ポイントが1つ、2つでは他人とカブることが多くても、3つの組み合わせがピッタリ合ってしまうことは稀。その結果、オリジナリティが生まれるわけです。

 

この「ひとつの題材を3つのポイントから書く」手法は、さまざまな場面で使えるので重宝します。文章だけでなく、発表の場などでも使えますから、ぜひ覚えておいてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

いよいよ次回は、当連載「できれば書きたくない人のための文章教室・シーズン1」の最終回です。どうぞお楽しみに。

 

 

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