榎本 あつし 
 榎本 あつし
 (atsushienomoto)

【第31回】下請けスタイルで中堅・大手を目指せ!

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ちょうど本日、ある大手レストラン会社の評価制度に関する研修を行ってきます。

全国規模で複数回担当することになりました。

 

 

個人事業主である社労士が、なかなか上場しているような会社から依頼が来ることなんてありませんね。

ましてや、開業したばかりの人であれば、どんなに研修の中身が素晴らしくて、成果もあがるようなものであっても、中堅、大手の会社からの受注は非常に難しいものです。

 

まず、見つけてもらえません。

 

見つけてもらえても、その人は経営者でないことがほとんどです。

最終の決定権者ではないことが多いのですね。

 

私のような社会保険労務士が行う研修などの仕事の場合、それは人事の担当者、よくて人事部長です。

そこから実際に仕事が決まるまでには、幾多の困難をクリアしないといけないわけです。

 

人事担当者だったら、提案書を出して、会議で取り上げて、稟議書を上げて、係長決裁、部長決裁、最終的に社長がOKを出す確率はどんどん下がってきます。

 

ましてや、上の人たちが何を元にOKの判断をするかというと、

その研修の内容の素晴らしさではありません。

自分の見つけてきたものではありませんので、内容に関してはあまりわかっていないのが現実です。

 

そのような上の人たちが、OKを出す判断基準は何か?

 

1.何て会社?

2.実績は?

 

なのですね。

残念ながら、内容はほとんどといっていいくらい気にされていないのです。

 

 

もちろん、すべての中堅・大手企業がそうだというわけではありませんが、かなりを占めるのがこのような基準で研修を依頼している会社なのです。

 

実際、私も独立からそう経っていない時に、ホームページに記載している内容に興味を持っていただいたそこそこ大きい会社から問い合わせなどが何回かありました。

 

でも、必ず途中で「すみません、どこどこでやることに決まりました。」

などという形でダメになっていました。

どこどこという会社は、大手で名の知れた人事コンサル会社でした。

 

当時の私は、

「絶対、あんな大手のコンテンツより良いものなのに。ブランドで選ぶなんてバカな会社だ。」

なんて生意気なことを思っていたのです。

 

でも、今考えるとこれは仕方ないことで当たり前なのだとわかりました。

 

人事担当者や人事部長は何を考えているのか。

それは、「責任」なのですね。

 

残念ながら、「会社が良くなる」「成果を上げる」ということよりも、

自分が失敗した場合の「責任」の問題の方が重要なのです。

 

もし、名前も知られていない、実績もないところの研修を実施して、

うまくいかなかったとき、

「なんでこんなところにやらせたんだ!」

という責任問題になってしまうのです。

 

これが、大手の研修会社などの場合、

「○○総研にお願いしたのだから仕方ないな。」

というように収まるのです。

 

たまに、自身の責任よりも成果を重要にする担当者がいたとしても、

そこから上に上がっていく段階で、保守的な人からNOを受けてしまうのですね。

 

ここで、「下請け」が生きてくるわけです。

 

中身は自分が発信しているものと同じでも、

大手の会社の名刺で発信していることで、これらのハードルをどんどんクリアしていけるのです。

 

 

そして、自分自身の実績も増えてきます。

自分の事務所での実績にはならないかもしれませんが、講師経験として、どんな企業に行ってきたかは言うことができますね。

 

ここから、自分の事務所での直接受注の道も開けてくるわけです。

 

中堅・大手の企業から受ける仕事は、何と言っても報酬が大きいことがあります。

たとえ下請でもこれは、個人の事務所で中小・零細企業から受けるものとはかなり違います。

 

そしてもう一つ、自身の実績が増えていくというメリット。

この二つのメリットは独立開業からのスタートダッシュには大きなものではないでしょうか。

 

ぜひ、中堅・大手の仕事を受けていく、「下請け」スタイルをやってみてくださいね、

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

次回もお楽しみに。

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