菅原茂夫 
 菅原茂夫
 (shigeosugawara)

【第4回】Who are you?

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こんにちは。年中夢求の税理士・中小企業診断士の菅原です。

 

私は「年中夢求」をモットーとして、これからビジネスを始めたい!という方向けに起業支援や資金調達支援を行っています。特にスタートアップ時の資金調達支援ということで、日本政策金融公庫からの資金調達に特化し、これまで数百人の方の資金調達支援を行ってきました。

 

このブログでは、起業時に日本政策金融公庫から短期間かつ高い確率で資金調達できるようなさまざまなノウハウをお伝えしていきたいと思っています。

 

 

日本政策金融公庫の融資を受ける際には面談がある

 

日本政策金融公庫から融資を受ける際には「事前相談」というものがあります。この事前相談で融資担当者と面談を行い、いくつか質疑応答を行った後、正式な融資申込となります。

 

最終的な融資の可否は、融資申込を行った後、日本政策金融公庫の融資審査を経て行われるわけですが、実は、この「事前相談」が非常に重要なのです。

 

日本政策金融公庫のホームページやパンフレットなどには「お気軽にご相談下さい」と記載してありますが、それを正直に受け止めて、手ぶらで臨むことは非常に危険です。

 

事前相談から審査が始まっているといっても過言ではないのです。それを念頭に入れて、慎重に事前準備しておく必要があります。

 

 

事前相談は怖くない!

 

「金融機関への事前相談」と聞くと、誰でも尻込みしてしまいます。そう、税務調査の時のように、何も悪いことをしているわけでもないのに、審査だ、調査だと聞くと不安になってしまうのも無理はありません。

 

しかし、そんなことはありません。日本政策金融公庫も貸したくないわけではありません。むしろ、これから融資を得て、ビジネスの世界に参入していこうとする方を応援したいというスタンスであることは間違いありません。

 

しかし、日本政策金融公庫も慈善団体ではありません。そこは向こうもビジネスですから、一定の審査が必要となります。審査は書面で行われますが、まずは「どのような方が融資を必要とされているのか?」を把握するために、事前相談というものが行われるのです。

 

では、事前相談ではどんなことを聞かれるのでしょうか?

事前相談では大きく二つに分けて、「融資を受けようとしている方はどんな方か?」といった定性的な事項と、「いくら必要で、それをどういった計画で返済する予定なのか?」といった定量的な事項があります。

 

 

事前相談で何を聞かれるか?

 

実際は、日本政策金融公庫のホームページに掲載されている「創業計画書」に沿って質疑応答が行われます。

 

「創業計画書」と聞くと、とかく定量的な事項、つまり「いくら必要で、それをどういった計画で返済する予定なのか?」にばかり目が行きがちですが、実は定性的な事項、つまり「融資を受けようとしている方はどんな方か?」という所が重要なのです。

 

ここをクリアにしなければ、どんなに素晴らしい事業計画・返済計画を作成してもダメなのです。これは誰も教えてくれませんが、非常に重要な事項です。

 

 

Who are you?

 

定性的な事項、つまり「融資を受けようとしている方はどんな方か?」が重要であると述べました。では、その質問にはどのように答えたら良いのでしょうか?その質問に応えるための作業として「キャリアの棚卸」が必要となります。

 

「キャリアの棚卸」つまり、「自分が今までどこで、何をやってきたか」を自分自身で把握するということです。私は、いつも「学生時代から現在まで」振り返ることをお勧めしています。

 

例えば「学生時代、生徒会の役員をやっていた」とか「学生時代、家庭教師のアルバイトをやっていた」などです。どんなに細かいことでも構いません。記憶の糸をたどって、これまでの自分を振り返るのです。

 

そうすることによって「自分にできること・できないこと(苦手なこと)」が明確になってきます。先程の例で言うと「学生時代、生徒会の役員をやっていた」ということは「統率力がある」ということにもつながりますし、「学生時代、家庭教師のアルバイトをやっていた」ということは「人に物事を教える力がある」ということにもつながります。

 

具体的に、この「キャリアの棚卸」で明確になったことを、どのように創業計画書に落とし込んでいくかは次回以降ご説明します。

 

 

まとめ

 

「キャリアの棚卸」の作業は非常に地道な作業です。しかし、自分自身のこれまでを振り返る作業ですので、これは他人にはできない作業です。多少時間がかかっても、自分でやるしかありません。

 

しかし、「Who are you?」に答えるためには必要なのです。

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