岡崎哲也 
 岡崎哲也
 (tetsuyaokazaki)

スーパービジネスマン

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第13回

あなたにとってスーパービジネスマンとはどんな人ですか?

世の中には、仕事をバリバリこなしている人がたくさんいますよね。私は自分が会社を背負っている自覚がある人ではないかと思っています。ところで私は前職の半導体エンジニアだった時、スーパービジネスマンと出会い、とても刺激を受けた経験があるんですよ。

それは24才(1995年)の時、前職の半導体会社が初の海外駐在事務所(シンガポール)を出した時の事でした。東京本社工場、大分工場から1名づつ、計2名の製造部員が赴任する事になり、私は大分工場の1名に選ばれたんですね。


その時、東京工場から来ていたO氏は、私よりも1才年下でありながら、非常に優秀でした。2人の業務内容は、客先半導体工場に納入した機械の客先トラブル対応がメイン。それは客先の機械購入条件が、『24時間以内に専門技術スタッフを派遣する』というものだったからです。そこで私たち2人はシンガポール赴任後、これからの半年間の駐在期間をどうしていくかを話し合いました。

シンガポールのお客さんには既に数十台の機械を納入していたので、トラブル対応や改造工事など、仕事はたくさんあり、それだけでもOKです。ですが、まず最初に私たちはこの駐在所を出すにあたり、2人分の経費を計算してみたんですね。給料、駐在手当、宿泊費、渡航・一時帰国費、事務所賃料、電話などの通信費、備品、などなど。すると概算2千万円という莫大な金額となったのです。

 「俺たちそんなに利益出してるかな?これをどうやって埋め合わせする?」

私たち2人は目を見合わせました。

 「日本からの出張者人数と出張期間を半分に減らすっていうのはどう?」

O氏が提案しました。 私たちの会社が製造していた機械は、大型バスほどの大きさで、機械納入・設置・立ち上げ作業までを5~7人が1ヶ月半~2カ月ほどかかっていたんですね。

 「その為には俺たちで何ができるかな?」

「ローカルスタッフの教育訓練マニュアルを作って、週に数時間づつ教育していくのはどう?」

 それまでエージェント会社のローカルスタッフには、荷物運びや簡易作業しかさせていなかったからです。

 「それと日本からのスペア部品の発送を減らすのはどう?」

「スペア品が毎回、装置納入時に送られていて駐在事務所倉庫が余剰品でゴミの山のようになってるよね。これを使えるもの、使えないものに分別・整理するのはどう?」

「それをリスト化して、日本と共有してスペア品の発送を減らそう。」

 2人で話し合っているとアイデアがどんどん湧いてきたんですね。後は実行するだけでした。

よく仕事は掛け算と言われますが、彼との仕事はまさにそれを実感する事ばかりで、刺激的な毎日でした。それから私たちの駐在任期終了後、彼はとんとんと出世し、20代後半で全社員約500人中、最年少課長となったのでした。

そして私は思ったのです。スーパービジネスマンとは、自分が会社を背負っている自覚があり、自分から仕事を見付けて利益を生み出していく人だと。 もしあなたがビジネスマンだったら、どのように利益を生み出していきますか?

できるできないはひとまず置いといて、まずは提案してみてくださいね。

 

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