菅原茂夫 
 菅原茂夫
 (shigeosugawara)

英動詞で鍛える起業力【第1回】accomplish:(仕事などを)やり遂げる

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こんにちは。
年中夢求の税理士・中小企業診断士の菅原です。

私は「年中夢求」をモットーとして、これからビジネスを始めたい!という方向けに起業支援や資金調達支援を行っています。特にスタートアップ時の資金調達支援ということで、日本政策金融公庫からの資金調達に特化し、これまで数百人の方の資金調達支援を行ってきました。

このブログでは、起業時に日本政策金融公庫から短期間かつ高い確率で資金調達できるようなさまざまなノウハウだけでなく、私が税理士・中小企業診断士として数多くの中小企業経営者とお話をさせて頂いた中から、経営者を目指す皆さんに知っておいて頂きたいことを毎回、一つの英動詞をキーワードとして、お伝えしていきたいと思っています。

 第1回目はaccomplishです。

 accomplishとは「(仕事などを)やり遂げる」という意味に訳されます。サラリーマンだからといって仕事を中途半端にして良い、ということはありませんよね。

 しかし、サラリーマンは組織で働いています。例えば、あるプロジェクトをチーム単位で任されたとします。自分が担当するパートが予想以上に困難で、自分の手に負えないときに、適当なところで同僚に任せる、もしくは最初から部下に丸投げする、なんてことはありませんか?

組織であれば、チームの中にそのような人が一人いたとしても、組織全体としてプロジェクトを完結しなければいけませんので、周りの誰かが必ずフォローしてくれます。「無責任に仕事を投げている」ことを「同僚・部下に助けられている」と勘違いし、あたかも自分にマネジメント能力があると錯覚してしまう方が多いです。そういう方が勘違いしたまま、独立・開業しようとすると痛い目に合うことは間違いありません。

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 起業は1人でスタートすることが多いです。そうなると、受注した仕事は原則自分一人の力で完結する必要があります。一人でやり遂げる必要があるのです。組織の中の一員である自分と経営者としての自分を混同してはいけないのです。

 私は中島みゆきというアーティストが好きなのですが、彼女の楽曲の中に「1人で生まれて来たのだから」という作品があります。その楽曲にこんなフレーズがあります。

 人が1人で生まれてくることは 1人きりで生きてゆくためなのよ
1人きりで生まれて来たのだから 1人でいるのが当たり前なのよ

 経営者というものは孤独なのです。東日本大震災の後、「絆」という言葉が一種、流行のように利用され、会社名やサービス名に使われることが多く見受けられました。実際、私の所に相談にいらっしゃる方の中にも「絆」という商号を使いたいという方も少なくありませんでした。

 もちろん「絆」というものは大切にしなければいけません。「絆」という文字は一本の糸をお互い引っ張り合うことからきていると言われています。一本の糸を引っ張り合う時に、他方の事を考えずに、力任せに引っ張ってしまうと糸は切れてしまいます。お互いが相手の気持ちを考えながら一本の糸を引っ張る、それが「絆」なのです。

 しかし、「絆」とは無遠慮に他人の力を頼るということではないのです。やはり、自分でやらなければならないことは責任をもって取り組み、なおかつ、自分の力だけではどうしようもないことは他人の協力を得る、これが本当の絆であるべきです。

 「周りが何とかしてくれるだろう」という姿勢で仕事に取り組んでいる方、そこから意識を変えていかないと、とても起業なんてものはできないのです。

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