菅原茂夫 
 菅原茂夫
 (shigeosugawara)

英動詞で鍛える起業力【第3回】advance:前進する;進歩させる

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こんにちは。
年中夢求の税理士・中小企業診断士の菅原です。

私は「年中夢求」をモットーとして、これからビジネスを始めたい!という方向けに起業支援や資金調達支援を行っています。特にスタートアップ時の資金調達支援ということで、日本政策金融公庫からの資金調達に特化し、これまで数百人の方の資金調達支援を行ってきました。

このブログでは、起業時に日本政策金融公庫から短期間かつ高い確率で資金調達できるようなさまざまなノウハウだけでなく、私が税理士・中小企業診断士として数多くの中小企業経営者とお話をさせて頂いた中から、経営者を目指す皆さんに知っておいて頂きたいことを毎回、一つの英動詞をキーワードとして、お伝えしていきたいと思っています。


第3回目はadvanceです。

advanceとは、「前進する;進歩させる」という意味に訳されます。

サラリーマンがそれまで安定していた収入を捨ててまで独立・開業するということは、ある意味、自分で退路を絶ってしまっているわけです。そうなると、ただただ前進あるのみです。後ろを振り返っている暇はないのです。

ただ、前進あるのみといっても前だけを向いていれば良いというものではありません。

人間、年齢を重ねると視野が狭くなります。ここで言う「視野が狭くなる」とは物理的な視野と精神的な視野の双方を指します。まず、物理的な視野ですが、テレビなんかで見たことがある方もいらっしゃるとは思いますが、私は以前、高齢者の立場に立つということはどういうことが体験したことがあります。

手足に重りをつけ、特殊なゴーグルを装着して、実際に高齢者になった時の不便さを実感するというものです。

これが想像以上に辛いものです。手足は思うように動かない。少し手足を動かしただけでかなり疲れてしまう、これ冗談ではなく本当の話です。それだけでなく、視野も狭くなってしまい、前しか見られなくなってしまうのです。

人ごみの中で、足元がおぼつかないご高齢の方が歩いているのを見たことはありませんか?手足を動かすことが辛いというだけでなく、視野が狭くなっているので動きたくでもサッサと動くことができないのです。

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一方、物理的な視野が狭くなるだけでなく、精神的な視野、つまり物の考え方も狭くなります。長い人生を歩んできた経験が逆に作用し、「○○とはこうあるべきだ」となってしまい、時代の流れについていけなくなります。ご高齢の方に頑固な方が多いのもそれが原因なんじゃないかと思うのです。

何でこんな話をしているかというと、最近の若者にもそのような傾向が見られるからです。最近の若者はケータイやスマホの画面に夢中で、前を見ないで突進してくることがありますよね。それが原因で他人とぶつかってトラブルになったり、人ならまだしも電車に接触して思わぬ事故につながったり…。

ケータイやスマホの画面に夢中になるあまり、周囲が見えなくなる、つまり、自分で自分の視野を狭くしているのです。それだけでなく、最近の若者の考え方には柔軟性がない、すぐに結果を求めてしまう傾向があると思うのです。

常に前進あるのみとは言いましたが、前だけ見ていては独りよがりになってしまいます。それは非常に危険なことです。世の中は自分ひとりで動いているわけではありません。他人の状況を見ながら、押すところは押し、引くところは引き、駆引きしながら進んでいかないといけません。その意味で、常に全方位、つまり360度を確認しながら前進する必要があるのです。

足踏みしても靴底は確実に減ります。
どうせ靴底が減るのでしたら、前進して靴底を減らしませんか?

しかし、イノシシのようにただただ前進しても良いことはありません。常に周囲に気を配りながら前進する、これが重要です。

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