梅津ミスズ 
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 (misuzuumedu)

子育てママの起業ブログ【第3回】激戦区での保育園探し

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こんにちは!
フリーランスのグラフィックデザイナー、梅津ミスズです。
本業のかたわら、女性の起業と事業支援を行っています。

前回に引き続き、フリーライターの小宮祥子さん(仮名)にお話をうかがいます。
今回のテーマは「激戦区での保育園探し」です。

■わかりづらい保育園の種類

梅津:出産数日前もお仕事、息子さんを出産、退院後も徐々に復帰したそうですね。

小宮:出産前に勤めていた会社の、文章関係の仕事を在宅で受けていました。息子は小さめに生まれたためか、体力がなかったみたいでずっと寝てたんですよ。起きているのが1日2時間ぐらいで、夜もわりとぐっすり。

梅津:親孝行なお子さんですね(笑)。赤ちゃんによっては新生児の頃、1時間おきに泣き出す子もいると聞きます。

小宮:出産と育児に合わせて仕事量をセーブしていたので、余裕すらありました。ところが首座り期になって、大変身。日中のお昼寝時間がガクンと減りました。夜も寝付きが悪くて…。

梅津:体力がついてきて、首が自由に動くことで興味の幅も広がってくる頃ですね。

小宮:さらに、腰が座りはじめると「起こして〜」とばかりに私を呼んで大泣きするようになりました。

梅津:そうなると、仕事も家事も赤ちゃんが寝てからの夜中ということになりますね。

小宮:ひんぱんに抱っこをねだり、寝ぐずりもひどくて。夜間や朝は夫が協力的で助かりましたが、日中は12時間ほど赤ちゃんのご機嫌うかがいです。こういう時は、自分の両親など、祖父母の協力が欲しくなりますね。

梅津:核家族は1世帯だけで気楽な反面、こういう時がツラいですね。私も「誰かが数分でも抱っこしてくれれば、溜まってる食器を洗えて、仕事のメールを1通出せるのに…」と空想することがあります。

小宮:そんなこんなで、深夜から明け方に家事と仕事をすることが続き、1年間で4回、ひどい風邪を引きました。

梅津:保育園の検討は早めなかったんですか?

小宮:このままではもたないと危機感を覚えて、産後3カ月から探しはじめました。区役所にも相談に行きましたが、フルタイム勤務じゃないとまず入れないようでした。新興住宅地で若い夫婦の人口が増えて、待機児童が1〜2年で増加している地域なんです。

梅津:私の住んでいるエリアもそんな状況です。上のお子さんは保育園に入れたのに、下のお子さんは同じ園に入れないという現象が起きています。

小宮:保育園の種類が複雑なのも問題ですね。直接電話して話を聞いて、どうにか理解できました。まず大きく分けて、認可と無認可。園庭の有無など行政的な区分はさておき、一番の違いは料金です。認可は安い、無認可は高いと覚えておいてまず間違いありません。

梅津:「認証」保育所という東京都独自の制度もありますよね。ほかには「無認可」というネーミングを避ける目的もあるのか「地域保育園」という名称も。

小宮:5つ目に訪問した保育園かな、資料に「一時保育」という欄があったんです。どうやらパートタイムで働いている人が預けられる区分でした。私のように労働時間が短いフリーランスでも入りやすいかなと、光明が見えてきました。

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■認可の一時保育、入園までの長い道のり

梅津:一時保育は週2〜3日、希望の曜日で預かってもらえるんですよね?

小宮:ところが、ここで新たに「早生まれの壁」にぶつかりました。

梅津:小宮さんのお子さんは、たしか2月生まれでしたね。

小宮:一時保育の1歳児クラスは、例えばA保育園では「しっかりと歩行ができる」ことが条件。B保育園では「自分でスプーンなどを使って食事ができる」ことが条件。C保育園は「4月時点で1歳半以上」など、規定がありました。

梅津:小宮さんの場合は入園時では1歳2カ月未満ですね。同じ1歳児でも、半年近くの発育の差は大きい…。

小宮:1歳ちょっとでは、まだ赤ちゃんの延長ですからね。2歳まで待つしかないのか…、と肩を落としていたところに、近所のママさんから「登録のみで利用していない、2年前にできた保育園がある」と情報を得ることができました。新設のため、あまり知られていない保育園のようでした。待ちに待って3カ月後、説明会に参加しました。資料には「1歳以上」と記載が。これなら入れる!と内心ガッツポーズでした。

梅津:面談という次のステップに進めるだけでも、一安心ですね。新しい保育園なら「きょうだい枠」という下の子に配慮する制度が、限りなく少ないと思われます。

小宮:面談では体の小ささと、食の進み具合を心配されました。園でもらった食材リストを片手に、離乳食→幼児食の流れを省略して、家庭では普通食を出していました。

梅津:給食が食べられなかったり、水分がとれないと難色を示されますよね。集団生活になるわけですから、足並みを揃えないと。

小宮:他には人見知りせず溶け込めるように、いろいろな場所にでかけて、いろいろな人に出会ったり、ストローやコップ飲みの特訓をしたり。1〜3月は入園できるかどうかわからなかったので、なんとなく心が休まらなかったことを覚えています。

梅津:そんなお母さんとお子さんの努力の甲斐あって、入園許可証を手にしたんですね。

小宮:入園決定前の慣らし保育では「どうか呼び出しがかかりませんように!」と仕事が手につきませんでした。そんな心配をよそに、息子は園のおもちゃに夢中になっていたようです(笑)。

梅津:生後3カ月の5月から探し始めて約1年間、ようやく仕事やライフスタイルに合った預け先にたどり着きました。

小宮:私のように一喜一憂したり、夫とケンカすることのないよう、この経験が誰かのお役に立てば幸いです。

梅津:横浜市で始まった相談員制度「保育コンシェルジュ」になれそうですね。小宮さん、貴重な体験談をありがとうございました!

<梅津からアドバイス>

・認可保育園に入れない(不承諾など)場合でも、一時的に無認可保育園に入って空きを待つこともできます。限定せずに幅を広げて探してみるといいかもしれません。
・認可保育園は一時保育の枠があります。説明会は行政からの広報紙、子育てイベントカレンダー、園の玄関に張り紙などさまざまです。年始に募集があり、4月に入園という流れです。
・保育料と収入のバランスが大切です。保育料が1時間1200円や30分1200円という無認可保育園もありました。私はどうしても外せない仕事のために、2時間5000円の一時預かりを利用したことがあります。

 

一時保育入園チェックリスト

■入園前に■
□一時保育説明会への参加

■登録時に■
□母親の就労証明書または前年度の確定申告のコピー
□父親の就労証明書または前年度の確定申告のコピー

■できれば■
□食事面の問題を解消しておく
□極度の人見知りがないようにしておく
□保育園と同じスケジュールを家庭で過ごす

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