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 (ChoroSensei)

チョロ先生のお役立ちコラム【第5回】戦略的グズ克服術(後編)

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長老先生じゃ。今回はなんと中1日の登板じゃ。「もったいぶってないで、早く続きを読ませろ」という声があっての。こう見えてもワシゃ、ある筋からのプレッシャーには弱いんじゃ。まあ、そんなことはいいじゃろ。

というわけで、『戦略的グズ克服術 ナウ・ハビット』(ネイル・A・フィオーレ著、河出書房新社)のご紹介、後編をお届けしようかの。 ※前編はこちら→【第4回】

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『戦略的グズ克服術 ナウ・ハビット』を読んで、ワシに強く響いたふたつ目は、“GUILT-FREE PLAY, QUALITY WORK(罪悪感なしに遊んで、いい仕事を)”の考え方じゃ。

ワシらは、「遊びに行くのは宿題終わってから!」と縛りを受け、「勉強が済んだら、○△に連れていってあげる」などと目の前にニンジンをぶら下げられたりしてきたわけじゃが、そのおかげで、遊ぶこと、休むことに対する罪悪感が刷り込まれてしまったわけじゃ。社会人になってからも、「遊ぶのは仕事が片付いてから」、「仕事が片付いたら温泉でも行って休もう」といった思考が当然となっておるじゃろ。

しかし、著者のフィオーレ博士は、「ガッツリ遊ばないと(休まないと)、いい仕事はできませんぞ」と説いておる。遊んでばかりの人生などあり得ん(との記述が本書でも出てくる)が、遊びのない人生もまた、あり得ないというわけじゃよ。公私をキッチリ区別している印象のあるアメリカ人が、実はワシらと同じような悩みを持っていることにちょっと驚き、安心感を覚えた部分でもあったわけじゃ。


三つ目は、“UNSCHEDULE(仕事の予定を立てない)”で、この章は、ワシ的に本書のハイライトじゃと思うぞ。実践しやすく、効果が体感しやすいというのが、その理由じゃ。

通常、ワシらは、仕事の予定からスケジュールを埋めていくが、フィオーレ博士は、「仕事以外の予定を予定表に書くべし。仕事はスキマ時間にやるべし」と説いておる。

仕事の予定を書き込むことが、必要のないプレッシャーを自分に与えてしまい、“先延ばし”の元凶になる。予定に追われるより、自分から始めることに焦点を当てるべし、というわけじゃ。自発的にスタートするために、あえてスケジュールとして入れないという考え方、目からウロコじゃった。

そして、極めつけが、「仕事を始めたら、30分は集中すべし。それ以下は、仕事として認めません」。30分という単位は、軽い気持ちで始めやすいな。ワシは、振動で教えてくれるカードタイプのキッチンタイマーを用意。「30分1本勝負!」と称し、ゲーム感覚で仕事に取り入れておるぞ。とりあえずは30分の集中を自分に強いるこのゲーム、効果抜群じゃ。ぜひ試してみてほしいのお。


本書『戦略的グズ克服術 ナウ・ハビット』は、つい先延ばししてしまう人間性や、“先延ばし”の効能などを認めたうえで、その克服法を具体的に教えてくれるため、親しみやすく、自分に置き換えて考えることを容易にしておる。ここそこにどこぞで読んだような内容が出てくるが、すべて本書が原典、といっても過言ではない名著じゃ。ご一読をオススメするぞ。

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