天野 暢子 
 天野 暢子
 (nobukoamano)

プレゼン・コンシェルジュの「伝え方教室」【第4回】めざせ!「しんせん新聞」

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梅雨を迎えたプレゼン・コンシェルジュの天野暢子です。
3年前にエアコンの室外機の盗難に遭って以来、自然の低温サウナを自宅で楽しんでいます。汗をだらだらかきながら、今回は衝撃の新聞をご紹介します。


■オール手書きの新聞
初夏のある日、メール便で届いたのが「しんせん新聞」です。塗装・防水・建築等の工事業「株式会社しんせん」のニュースレターで、同社の社長が私の提案書セミナーを受講してくださったご縁で、送付くださったものです。ちなみに、「しんせん」とは「新鮮」ではなく、「新選組」の「しんせん」だとか。

これがまあ見事なはっちゃけぶりで、全編手書きのコピーでA3表裏という、見たこともない仕様です。社長自らが筆ペンを手に書かれているそうですが、お世辞にも上手とは言えない文字がなんとも言えずイイ味を出しています。ついつい読み進んでしまうのです。

一文字だけ朱書きの部分もあり、これも社長が手書きされているようです。社長はスキンヘッドで、悪役商会の俳優さんのような風貌です。パッと見怖い感じの社長がこんなお茶目なことをされるというギャップもあります。

これが噂の「しんせん新聞」

これが噂の「しんせん新聞」


■思わずファンになってしまう記事

私は自分でも担当者として社内報を作ってきましたし、取引先から請け負って企業の社内報、ニュースレターも作ってきました。さらには業務で国際機関の英語版ニュースレターやプレスリリースも制作してきました。テレビの仕事では、大企業やPR代理店からのプレスリリースを受ける側でもありました。

校閲・校正の仕事もしてきた立場から、しんせん新聞に手を加えるなら
「1行の文字数は統一してください」
「文字のフォントはこのサイズでお願いします」
「囲みの罫線はこうしないと目立ちません」
と、ツッコミどころ満載です。

ところが、ここまで自由にオリジナルだと、何か言う気は失せます。あっぱれとしか言いようがありません。

自社製品やサービスの紹介などの『売らんかな』記事はなく、書いてあるのは社員や社長の出身地の紹介などです。売上に直結はしないかもしれませんが、受け取った人は確実に「株式会社しんせん」のファンになることでしょう。

さらに、この新聞の発送作業は業者任せではなく、社員さんが集まって一気に封入や発送を片付けるそう。毎月この新聞を発送することで、社員同士の絆も強まっているようです。

1行何字詰めという概念ナシ 

1行何字詰めという概念ナシ


■完全オリジナルでなくていい

いかがでしょうか、手書き新聞。DMを送るなら、ここまでオリジナルなものを出さなければ、相手の気をひくことはできないのです。

マネしたいけど、このまんまマネしたらカッコ悪いしなあ…。いや、そんなことはありませんよ。「これ、使える」と思ったことは、一部でもマネしてやってみればいいのです。

朱書きがなんともカワイイ

朱書きがなんともカワイイ


例えば
・メールマガジンを紙のリリースに変えてみる
・題字だけ手書きにしてみる
・一部、朱色の手書きだけでもマネてみる
・社員で発送作業する部分をマネてみる
等々

私もちょっと「月刊アマノ」でも発行してみようかな、という心境になりました。

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