菅原茂夫 
 菅原茂夫
 (shigeosugawara)

英動詞で鍛える起業力【第6回】acquire:を(時間をかけて)手に入れる;を習得する

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こんにちは。年中夢求の税理士・中小企業診断士の菅原です。

私は「年中夢求」をモットーとして、これからビジネスを始めたい!という方向けに起業支援や資金調達支援を行っています。特にスタートアップ時の資金調達支援ということで、日本政策金融公庫からの資金調達に特化し、これまで数百人の方の資金調達支援を行ってきました。

このブログでは、起業時に日本政策金融公庫から短期間かつ高い確率で資金調達できるようなさまざまなノウハウだけでなく、私が税理士・中小企業診断士として数多くの中小企業経営者とお話をさせて頂いた中から、経営者を目指す皆さんに知っておいて頂きたいことを毎回、一つの英動詞をキーワードとして、お伝えしていきたいと思っています。


第6回目はacquireです。

acquireとは「(時間をかけて)手に入れる、習得する」という意味に訳されます。

ズバリお尋ねします。

「あなたは何故、独立・起業したいと思ったのですか?」

「今よりもっと稼ぎたい」
「時間を有効に使いたい」
「本当に自分がやりたい事をしたい」

などなど独立・起業の理由は人によって様々です。独立・起業したい方が100人いれば100通りあったって良いのです。どれが正解でどれが不正解なんてことはありません。すべてが正解です。

そんな中、「現在の職場がイヤだからとりあえず独立・起業したい」という方もいらっしゃいます。これも正解といえば正解かもしれませんが、私個人としては不正解と言いたいところです。「現在の職場がイヤだからとりあえず独立・起業したい」ということは、言いかえれば(言葉は悪いですが)現状からの逃避に過ぎません。そのような方は折角、独立・起業しても、うまく軌道に乗せることが思うようにできず、最悪、廃業というケースも珍しくありません。

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しかし、そのような現実逃避に近い理由で独立・起業したいという方が、自己資金だけでは心もとないので、金融機関からの融資を得たいということで相談に来られるケースがあります。

もちろん、そのような方であっても一定の条件を満たせば資金調達することは可能といえば可能なのですが、そういう方に「失礼ですが、その分野でのご経験は?」と尋ねると、大半は

「ない」
「ないけどまったく知らないわけではない」

との回答です。

素人が簡単に成功するほど起業は甘いものではありません。特に、起業に際して金融機関から資金調達を考えている場合、必ずといってよいほど「業界経験」を問われます。

となると、

「業界経験って何年あれば良いのか?」

「アルバイトではなく正社員としての経験がないとだめなのか?」

という疑問が生じます。

実は、業界経験の長短や雇用形態は関係ありません。

要は「自分は起業しようと思っている業界でこれだけの実績・経験を積んできたのだ」と言えるかどうかです。そのためには、起業に必要な技術・技能などを習得する時間が必要となります。「そんな悠長なことを言っている時間はない」と言う方もいらっしゃいますが、失敗しないためにも「いつ頃起業するためには、いつまでに何をすべきか」ということを逆算して準備する必要があるのです。

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