武井 由美子 
 武井 由美子
 (yumikotakei)

会社に依存しない人のPR活用講座【第3回】オンリーワンがネタになる

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こんにちは。
PRコンサルタントの武井由美子です。

今回は大人気の朝ドラ「あまちゃん」に、残念な食べ物として登場する「まめぶ」に見るネタ作りについてのお話です。

オンリーワンがネタになる

プレスリリースで伝えたいメッセージを決めるためには、ネタを作らなければなりません。でもきっと、あなたがいちばん気になるのは「うちには話題性なんてないし、何をネタにすればいいわからない」ということですよね。

たしかに大企業ならいざ知らず、普通はニュースなんてほとんどありません。でも、どんな商品やサービスだって、ネタを探し出してアピールすることはできるはず。
ネタは自分たちでつくるものなのです。

新商品や新サービスがなくても大丈夫。ビジネスに直接関わることじゃなくてもネタになります。たとえば、他にやっている人がいない、この土地にしかない、地域の人以外には知られていないというオンリーワンのものはないでしょうか。それが面白かったり珍しかったりすれば、それだけで十分ネタになります。

地元の人も知らなかった「まめぶ」

mamebuNHKの朝ドラ「あまちゃん」で出てくる「まめぶ」なんてまさにこれ。「まめぶ」はドラマの中ではとっても重要なポジションにありながら「甘いのかしょっぱいのか、うまいのかうまくないのか分からない」と残念な評価を受け続ける食べ物。

でも、ヒロインの決してうまぐはねぇ。でもそこがいい。うめぇだけのもんなら東京は何でもあるが、これはうまぐもねぇのに食いたくなる。最高だ」という言葉に、なんだか無性に食べたくなってきます。実際に久慈市内の土産物店や都内のアンテナショップでは、お土産用のレトルトパックの生産が追いつかないくらいの人気だそうですよ。

もともと「まめぶ」は、ドラマのロケ地・久慈市の旧山形村地域の8つの集落だけで伝えられてきた郷土料理。もちろん、本物の海女たちは「まめぶ」は食べないし、そもそも3年前までは久慈市民もほとんど知らなかったとは「じぇじぇじぇ!」な真実ですね。

 それがなぜ朝ドラで採用されたかといえば、久慈市と合併して村の名前が消滅した旧山形村の人たちが、町おこしのために山形村にしかない珍しい料理「まめぶ」でB級ご当地グルメの祭典B−1グランプリに挑戦したから。

当初は山形村の人も「まめぶ」の価値に気づかず、ましてや他に広めるなんて考えもしていなかったそう。彼らのこの活動がなければ、「まめぶ」はビミョウな味の郷土料理のまま誰にも知られることなく、ましてや宮藤官九郎の目にとまって朝ドラデビューすることはなかったはず。

自分たちにとって当たり前の食べ物や習慣が、他人にとっては当たり前じゃなくて、とっても珍しい、そこにしかないオンリーワンということはよくあります。

だから「なんの変哲もない」とか「こんなのつまらない」などとは思わずに、そこに新たな価値を見いだせないか?という視点で、ぜひ身近にあるモノをもう一度見直してみてくださいね。

そこにはきっとネタが隠れているはずです。

 

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