菅原茂夫 
 菅原茂夫
 (shigeosugawara)

英動詞で鍛える起業力【第7回】argue:言い争う;を論じる;と主張する

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こんにちは。年中夢求の税理士・中小企業診断士の菅原です。

私は「年中夢求」をモットーとして、これからビジネスを始めたい!という方向けに起業支援や資金調達支援を行っています。特にスタートアップ時の資金調達支援ということで、日本政策金融公庫からの資金調達に特化し、これまで数百人の方の資金調達支援を行ってきました。

このブログでは、起業時に日本政策金融公庫から短期間かつ高い確率で資金調達できるようなさまざまなノウハウだけでなく、私が税理士・中小企業診断士として数多くの中小企業経営者とお話をさせて頂いた中から、経営者を目指す皆さんに知っておいて頂きたいことを毎回、一つの英動詞をキーワードとして、お伝えしていきたいと思っています。


第7回目はargueです。

argueとは「言い争う、論じる、主張する」という意味に訳されます。

言い争う」といってもクレーマーになれ、といっているのではありません。時には言い争いになったとしても、主張すべきところは根拠を挙げて主張する必要があるということです。

サラリーマンをやっていると、会社によっては会議が多いところもあります。会議が続くと、

「面倒くさい。早く終わらないかな」
「議論することで、職場の雰囲気を悪くさせたくない」
「どうせ自分の意見なんて通るわけはないのだから黙っておこう」

という気持ちになったり、会議を長引かせないように自分の意見を控えることがあります。さらに、自分の意見を積極的に主張する人ほど会社への定着率が低く、自分の意見を極力言わない人が順調に出世していくなんておかしいことが日常まかり通ったりしています。

どうしてこうなってしまうのでしょう?

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理由はいろいろあると思いますが、私は「日本の教育システム」にあると思うのです。

日本の教育は、まず「正解」というものがあって、いかに正解に辿り着けることができるかという「解法」、つまりテクニックを教えることが土台にあります。だから、解ける・解けないといった問題の難易度は別にして、「正解」のある問題には何の抵抗も感じないのです。

これに対し、欧米にあって日本にないものとして「ディベート」があります。

少し前にNHKでハーバード大学のマイケル・サンデル教授の「白熱教室」という番組がありました。この番組は、

「正義とは?」
「震災復興で何をすべきか?」

といった正解のない議題について議論を戦わせるというものです。

私も日本人ですから、そのような番組に参加した場合、

「こんなことを発言して恥ずかしくないかな」

などと考え、無口になってしまうのでしょう。

しかし、日本人以外の人はどんどん発言をします。全然見当違いの事であっても、です。ディベートでは「発言すること」が必要とされます。そして「発言しない者」はその場にいる価値・意味はないとされてしまうのです。なので、我先にと発言するのです。もちろん「正解」などないのですから、自由に議論が交わされるのです。

グローバル化が進み、日本の教育にもはっきり自分の意見を主張するための「ディベート」が授業に取り入れられるようになりました。これは非常に将来きっと役立つ事だと思います。

起業した後、取引先の言いなりになっても良いことはありません。時には自分の意見を主張して、取引先と熱い意見を交わすことも必要です。熱い意見を交わした後、強固な信頼関係を構築できた、なんてこともよくあります。

これからディベートの勉強する機会があれば良いのですが、そのような機会がないとしても、今度の会議から一言でも良いので、発言してみては如何でしょうか? もちろん、口論にまで発展させてはダメですよ。

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