天野 暢子 
 天野 暢子
 (nobukoamano)

プレゼン・コンシェルジュの「伝え方教室」【第7回】肩書一本勝負

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学生は夏休みに入りましたが、7月まで知る人ぞ知る“人生最後の休み”を満喫していたプレゼン・コンシェルジュの天野暢子です。8月からはエンジン全開で飛ばしていきます。


■「何でも屋」は何の専門家でもない
このブログの初期の頃に「あなたは“何屋さん”か?」という記事を書きました。
http://senmonka.garyuproject.com/20120126/7977.html

それからしばらくたちますが、
・名刺に肩書がズラリ
・折りたたみ式の大きな名刺にさらに肩書ズラリ
・その都度、メールの署名やブログタイトルがコロコロ変わる
という方が減ることはありません。

多能な方は多いですが、“あれもこれもできる”を並べた時点で、「私はどの分野においてもプロではありません」と宣言して、敗北を認めたようなものです。

私だって、「ダンスの振付ができます」、「速記もできます」、「webのディレクションが得意です」などと書きたいところですが、エージェントの言いつけを守って、ビジネス用名刺の肩書には「プレゼン・コンシェルジュ」としか入れてありません。


■肩書は一本のみ
先日、友人のPRコンサルタント、野呂エイシロウさんの講演を聞いた時も同様のことを言われていて、大いにうなずきました。

野呂さんクラスになると、打ち合わせや面会の相手がビッグです。例えば、AKB48プロデューサーの秋元康さんとか、デザイナーの佐藤可士和さん、国会議員など。こういう方々の名刺は、「ご自身の経営する会社名、代表取締役 ○田△夫」程度しか書いてないとか。

「○○ブログ書いてまーす」
「mixiネーム:△△△」
などとは、間違っても印刷してないそうです。

確かに、防衛大臣 ○村△彦さんの名刺にそんなものが書いてあっては威厳も何もあったものではありませんね。皇室の方も、名前しか書いてないと推測します。

私が今度作りたい名刺の肩書

私が今度作りたい名刺の肩書


■名刺を変えて別人になる

デザイナーの知人はフリーランスなので仕事の取りっぱぐれがないよう、「あれもできる、これもできる」と知らせたいようですが、相談を受けるたび私が制しています。

取引が随分進んだ段階で、「英語の編集が得意」、「韓国事情にも詳しい」、「マラソンや登山の取材ができる」と知ったクライアントに「もっと早く言ってくれたら、そういう仕事をお願いしたのに…」と言われることが多いので、出会った瞬間に全部言っておきたいのだそうです。こういう場合はどうするか?

野呂さんもおっしゃっていましたが、私も同じ考えです。肩書ごとに名刺を変えます。野呂さんは「会社の代表取締役」、「放送作家」、「PRコンサルタント」ほかの名刺を使いわけているそうです。

私は「プレゼン・コンシェルジュ」のほか、「ZUMBA認定インストラクタ-」や「ライター」などの名刺を持っています。仕事によっては顔写真も全く別のものです。そりゃあそうでしょう。作家とダンサーの写真が同じでいいわけがありません。

商談、異業種交流会、合コン…この相手にはどんな人だと思われたいか?どう思われるのが得か?を考えて、1種類の名刺だけを渡します。

すると、職場で支給される名刺だけでは不十分ですね。町の印刷店でも、ネット通販でも結構です。自分が覚えてほしい肩書の名刺を何種類も作っておきましょう。

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