菅原茂夫 
 菅原茂夫
 (shigeosugawara)

英動詞で鍛える起業力【第8回】adapt:を(~に)適応させる;(~に)順応する

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こんにちは。年中夢求の税理士・中小企業診断士の菅原です。

私は「年中夢求」をモットーとして、これからビジネスを始めたい!という方向けに起業支援や資金調達支援を行っています。特にスタートアップ時の資金調達支援ということで、日本政策金融公庫からの資金調達に特化し、これまで数百人の方の資金調達支援を行ってきました。

このブログでは、起業時に日本政策金融公庫から短期間かつ高い確率で資金調達できるようなさまざまなノウハウだけでなく、私が税理士・中小企業診断士として数多くの中小企業経営者とお話をさせて頂いた中から、経営者を目指す皆さんに知っておいて頂きたいことを毎回、一つの英動詞をキーワードとして、お伝えしていきたいと思っています。


第8回目はadaptです。

adaptとは「適応させる、順応する」という意味に訳されます。

毎年厳しさを増す就職活動を勝ち抜き、やっと入社した会社をわずか数カ月で退職する方もいらっしゃいます。「他にやりたいことがある」というのならばまだしも(といっても数カ月で判断するのはどうかと思いますが)、「職場に馴染めない」という理由も多いようです。

「職場に馴染めない」ということは、新入社員を受け入れる側の会社にも問題があるのでしょうが、新入社員側に適応力・順応力がないということも問題点として挙げられるようです。

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さて、税理士・中小企業診断士(とくに税理士)という仕事をしていますと、こんな質問をされることもしばしばです。

「税理士という職業はご自身に向いていると思いますか?」

答えは簡単、「NO」です。私は商業高校出身ではありませんし、税理士試験の勉強を始めるまでは簿記というものに全く無縁でした。

では、「なぜ税理士を目指そうとしたのか?」という疑問がわいてくるでしょうが、それは脇に置いておいて、いざ、税理士試験に合格し、実務の世界に身を置いてみてわかったことは、

「税理士という職業は自分には向いていない」

ということでした。

では、「なぜ自分でも向いていないとわかっている税理士という職業を続けているか?」ですが、これはハッキリ言って

「プロフェッショナルだから」

ということです。プロフェッショナル、つまり専門家。税理士の場合には「税の専門家」ということになりますが、好きとか嫌いとかではなく、プロフェッショナルである以上、与えられた使命の中で最高の仕事をしなければならないということに尽きます。

現在の職業が自分に向いているか、向いていないか、なんてことは誰にもわからないものです。よく「この仕事は自分にとって天職だ」と言う方もいらっしゃいますが、かなり稀なケースなのではないのでしょうか。

私も税理士という職業が自分に向いていたかどうかは、死ぬまでわかりません。ただ、死の直前に「楽しい人生だった」と思えれば良し程度に考えています。

自分と異なる感性を持った人、好きな人、嫌いな人、様々な人と触れ合って、自分を社会に適応させていく、それが人生と思っています。

企業にお勤めの方ももちろんそうですが、起業すると世の中には不思議な人、自分の感性では理解しがたい人、などなどがたくさんいます。その人たちとも付き合っていかなくてはいけません。「いろんな人とうまくやっていく力」として適応力・順応力が必要となるのです。もちろん自分の信念を曲げてまで、ということではありません。「世渡り上手」、これが実は必要なのです。

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