武井 由美子 
 武井 由美子
 (yumikotakei)

会社に依存しない人のPR活用講座【第6回】記事の要素は6W5H

このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。
PRコンサルタントの武井由美子です。

第4回プレスリリースはいきなり書かないではプレスリリースを書く前に、新聞の地域面から参考になりそうな記事をピックアップして、その記事に自分のネタを当てはめて書いてみることをオススメしました。

ちょっと面倒な作業ですが、どんな切り口が好まれるか、どんな要素が必要か、どんな書き方いいかということから、差別化できる点、独自の売りなどが具体的に見えてきます。色々なことが分かったうえでプレスリリースを書けば、当然ながら採用される確率も高く、一石二鳥にも三鳥にもなりますよね。

 098fb3e67e0fd8337c73e69982e3caab_s

まずは6W5Hを確認


さて、参考にしたい記事が見つかったら、どんな要素や構成で書かれているかを考えてみましょう。今回はコチラの記事(実際の記事をアレンジしたもの)を使います。
———————————————————————————————————————
【タイトル】
赤ちゃんから使える漆器を世の中に

【リード】
 子供が生まれて100日目の祝い事の「お食い初め」は、子供の健康と幸せを願う日本の伝統行事の一つ。この儀式を次世代に伝えたいと日本の伝統工芸を生かし、伝統的なデザインを盛り込んだお食い初めセットを手掛ける「株式会社和」の代表、山本はな(27)。「イクメンが我が子にほしくなるようなお食い初めセットを想定して、そのあとも日常の食器として使え、二十歳になった時、食器の蓋が祝杯となって、父子で祝う。そんな長く使える漆器を目指した」という。

【中見出し】
日本の伝統を次世代に伝えたい

【本文】
 山本は優れた職人がいる石川県に向い、子供のために抗菌作用がある欅(けやき)の木を素材に選ぶ。漆器の製造工程は分業で、まず木地師がロクロを用いて椀(わん)に成型する。次に塗り師が「拭き漆」と呼ばれる技法で木地の木目を生かし、漆を何度もすり込む。食器の内底に施した小紋柄は三重県の伊勢型紙で彫られ、石川県の蒔絵(まきえ)師が仕上げる連携。セットに添えるコースターには山梨県の印伝を用いた。3ヶ所の産地を回り、5人の職人とのやり取りはすべて山本が担う。

 大学2年生の時、アルバイト先の旅行雑誌で「職人さんを取材する仕事がしたい」と希望したところ、1ページの連載を任された。伝統工芸の技術を使った子供向けの製品が少ないことに気付き「日本の伝統を21世紀の子供たちにつなぎたい」という思いが湧いた。山本は20~40代の若手職人が携わる伝統産業に可能性を感じ協業する。なぜなら「同世代の職人さんが魅了する伝統の世界を共有でき、打ち合わせもスムーズ。同世代の消費者がほしいと思ってくれる商品の可能性がそこにある」と考えるからだ。

 25日から8月4日まで都内の△デパートで「こどもを育てる日本の手仕事」をテーマに新製品を発表する。「子供たちが日本の手仕事に自然と触れられる環境をつくって、赤ちゃんの頃から感性を磨くお手伝いができたらうれしい」と今後を語る。

———————————————————————————————————————

一般的な記事やリリースは5W2Hで構成されていますが、さらに詳細に説明するために6W5Hに沿って書かれている場合も多いんです。もちろん会社の規模や業種によって変わるため、すべて埋められるわけではないので、参考までに覚えておいてくださいね。

上記の記事にも、すべての要素が入っているわけではありません。

6W
Who(誰が・販売の主体)=「株式会社和」の代表、山本はな
Whom(誰に・ターゲット顧客)=イクメン
What(何を・販売商品)=イクメンが我が子にほしくなるようなお食い初めセット
Where(どこで・販売地域)=都内の△デパート
When(いつ・販売時期)=25日から8月4日まで
Why(なぜ・経緯、背景)=日本の伝統を21世紀の子供たちにつなぎたい

5H
How(どのように)=20~40代の若手職人が携わる伝統産業との協業
How much(価格、売上高目標、利益)=記載なし
How many(販売数量・生産数量・店舗数)=記載なし
How long(期限・いつからいつまで、いつまでに)=記載なし
How in the future(今後の方針・将来のビジョン)=「子供たちが日本の手仕事に自然と触れられる環境をつくって、赤ちゃんの頃から感性を磨くお手伝いができたらうれしい」

このようにあらかじめ6W5Hの要素を書き出しておけば、自分のネタを記事に当てはめるのは簡単。あとは自分自身の背景・ストーリー・思いを足していけばいいだけです。

次回は構成について見ていきましょう。

 

 このエントリーをはてなブックマークに追加
                       
< このカテゴリの前の記事
    
HOME│      このカテゴリの次の記事 >