菅原茂夫 
 菅原茂夫
 (shigeosugawara)

英動詞で鍛える起業力【第11回】assess:(財産など)を査定する;(価値)を評価する

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こんにちは。年中夢求の税理士・中小企業診断士の菅原です。

私は「年中夢求」をモットーとして、これからビジネスを始めたい!という方向けに起業支援や資金調達支援を行っています。特にスタートアップ時の資金調達支援ということで、日本政策金融公庫からの資金調達に特化し、これまで数百人の方の資金調達支援を行ってきました。

このブログでは、起業時に日本政策金融公庫から短期間かつ高い確率で資金調達できるようなさまざまなノウハウだけでなく、私が税理士・中小企業診断士として数多くの中小企業経営者とお話をさせて頂いた中から、経営者を目指す皆さんに知っておいて頂きたいことを毎回、一つの英動詞をキーワードとして、お伝えしていきたいと思っています。


第11回目はassessです。

assessとは「査定する、評価する」という意味に訳されます。

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資金調達する場合にはもちろんのこと、資金調達を必要としない場合であっても、いわゆる「事業計画書」を作成することを強くお勧めしています。

理由は簡単です。事業計画のない起業は無謀すぎるからです。例えて言うなら「数日分の食料だけを積んで、丸太で組んだ筏(いかだ)で太平洋横断に挑戦する」というくらい無謀です。

例えついでに言えば、太平洋横断にチャレンジするのであれば、
・太平洋横断にはどの程度の日数を要するか
・食料や水は何日分必要か
・食料や水が底をついた時にどうやって調達するか
・方角を確認する手段は
・そもそも丸太を組んだ筏で大丈夫か
などなど、検討すべきことは山ほどありますよね。

例えは極端かもしれませんが、無計画な起業はそれと同じくらいリスクを抱えていると言っても過言ではありません。

山ほどある検討すべき事項の中で、最も重要で、かつ、最も基本的な事項として、
「自分が世の中に送り出そうとしている商品やサービスは、世の中に必要とされているのか?」
があります。

マーケティングを検討するにあたって「顧客志向」という言葉があります。

もともとマーケティングの考え方は「製品志向」(作り手にとって良いものを作ろう。良いものを作れば勝手に売れるという考え方)から「販売志向」(作ったものをどうやって売るか)、「顧客志向」(顧客の欲しいものを作る)そして「社会・環境志向」(社会・環境にやさしいものを作る)と変わってきました。

ここで重要なのは「顧客志向」です。顧客が何を望んでいるかを察知し、それに合ったサービス・商品を提供しなければいけません。

例えば、日本人は麺類、特にラーメンが好きな人は非常に多いです。そして蟹なんかも日本人は大好物です。この蟹をラーメンの上に乗せた「タラバガニラーメン」なるものを作ったとします。思いついた人は「これはイケる。間違いなく売れる」と思うかもしれません。

しかし、ちょっと待って下さい。
自分は良いと思っていても、世の中はそれを必要としているでしょうか?

流行るはずのものが流行らず、逆に、意外なものがブームとなったり、世の中のニーズはなかなか読めないものです。スタートからコケないためにも、ご自身のアイデアが一人よがりになってはいないか、本当に世の中に受け入れられるのか、本当に必要とされているのかなど、本格的に準備に取り掛かる前にご自身のビジネスの価値を客観的に評価する必要があります。

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