武井 由美子 
 武井 由美子
 (yumikotakei)

会社に依存しない人のPR活用講座【第7回】記事をお手本に簡単リリース作成

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こんにちは。 PRコンサルタントの武井由美子です。

前回の【第6回】記事の要素は6W5Hでは、参考にしたい記事が見つかったら「記事の6W5Hを考える」ことで、記事に必要な要素が見えてくるとお話しました。
今回はその記事をプレスリリースに変えてみましょう。
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記事をプレスリリースに変えるのは案外簡単!


新聞記事には、
速く伝えるために速く書かなくてはいけない。
新聞に入らなくなるので記事は短くしないといけない。
誰が読んでも分かるように書かなくてはいけない。
という制約があるので、
主要な記事はどれも「見出し、リード、本文」という3段構成になっています。

見出し…その記事の内容が一目でわかる。
リード…本文記事のポイントがまとめられ簡単な内容をつかめる。
本 文…ニュースの事実と解説。

記事が文章だけなのにわかりやすいのは、この構成のおかげ。実はプレスリリースの構成も新聞記事とまったく一緒なんです。だから記事をプレスリリースに変換するのは意外と簡単。 まずは前回のサンプル記事を確認してみてください。これをプレスリリースに変換したのが下記になります。

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【タイトル】
赤ちゃんから使える漆器を世の中に
~イクメンが我が子のためにほしくなる「お食い初めセット」新発売~

記事の内容が一目で想像できるように!
サブタイトルを入れるとさらに分かりやすくなる。

【リード】
 
株式会社和(代表:山本はな)は、子供の健康と幸せを願う日本の伝統行事「お食い初め」の儀式を次世代に伝えるために、日本の伝統工芸を生かし伝統的なデザインを盛り込んだお食い初めセットを発表します。イクメンが我が子にほしくなるお食い初めセットを想定して、そのあとも日常の食器として使え、二十歳になった時、食器の蓋が祝杯となって、父子で祝う。そんな長く使える漆器を目指しました。

「誰が誰に何をするのか」という記事のポイントを3~5行にまとめる。
⇒記者がパッと見て内容をつかめる!


【中見出し】
日本の伝統を次世代に伝えたい

記事の分量が多いときは「中見出し」があると読みやすい。


【本文】
 お食い初めセットの漆器は、優れた職人がいる石川県で、子供のために抗菌作用がある欅(けやき)の木を素材に選んでいます。漆器の製造工程は分業。まず木地師がロクロを用いて椀(わん)に成型し、塗り師が「拭き漆」と呼ばれる技法で木地の木目を生かして漆を何度もすり込みます。
 食器の内底に施した小紋柄は三重県の伊勢型紙で彫られ、石川県の蒔絵(まきえ)師が仕上げる連携。セットに添えるコースターには山梨県の印伝を用いるなど、3ヶ所の産地を回り、5人の職人とのやり取りはすべて代表の山本が担っています。

商品開発がどのように行われているのか。

⇒スペックではなく大変さや苦労を伝える!

 この商品が生まれるきっかけとなったのは、山本が大学2年生の時、アルバイト先の旅行雑誌で「職人さんを取材する仕事がしたい」と希望して1ページの連載を任されたこと。取材を通じて伝統工芸の技術を使った子供向けの製品が少ないことに気付き「日本の伝統を21世紀の子供たちにつなぎたい」という思いから開発を手掛けることになりました。
 商品作りは20~40代の若手職人が携わる伝統産業に可能性を感じ協業しています。なぜなら同世代の職人さんが魅了する伝統の世界を共有でき、打ち合わせもスムーズにできる。同世代の消費者がほしいと思ってくれる商品の可能性がそこにあると考えているからです。

はじめたキッカケや商品作りにかける想い、可能性を伝える。
⇒ここに記者は共感!!

 株式会社和では、7月25日から8月4日まで都内の△デパートで「こどもを育てる日本の手仕事」をテーマに新製品を発表します。今後も、子供たちが日本の手仕事に自然と触れられる環境を作り、赤ちゃんの頃から感性を磨くためのお手伝いができたら嬉しいと思っています。

関連イベントがあればその詳細を伝える。今後の方針や将来のビジョンを伝える。

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記事もプレスリリースもほとんど変わらないじゃん!と思った方、そうなんです!

まずは発信主体を「株式会社和」に変更。それによって、語尾が「ですます」に変わり、文章の言い回しも若干変えていますが、見出し部分以外は内容はほとんど変えていません。元の記事の「赤ちゃんから使える漆器を世の中に」だけだと、プレスリリースとしてはちょっと漠然とした印象なので、サブタイトルに今回のリリースの主旨である「イクメンが我が子のためにほしくなる「お食い初めセット」新発売」を付け加えました。

たったこれだけで 、プレスリリースに変身しちゃいました!

記事をお手本にして考えてみると、リリースを書くのは案外難しくありません。
ぜひ、「こんなふうに掲載されたい!」という記事を探してお手本にしてみてくださいね!

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