菅原茂夫 
 菅原茂夫
 (shigeosugawara)

英動詞で鍛える起業力【第13回】accelerate:を加速する;促進する

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こんにちは。年中夢求の税理士・中小企業診断士の菅原です。

私は「年中夢求」をモットーとして、これからビジネスを始めたい!という方向けに起業支援や資金調達支援を行っています。特にスタートアップ時の資金調達支援ということで、日本政策金融公庫からの資金調達に特化し、これまで数百人の方の資金調達支援を行ってきました。

このブログでは、起業時に日本政策金融公庫から短期間かつ高い確率で資金調達できるようなさまざまなノウハウだけでなく、私が税理士・中小企業診断士として数多くの中小企業経営者とお話をさせて頂いた中から、経営者を目指す皆さんに知っておいて頂きたいことを毎回、一つの英動詞をキーワードとして、お伝えしていきたいと思っています。


第13回目はaccelerateです。

accelerateは「加速する、促進する」という意味に訳されます。

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ビジネスをスタートさせた後、数々の苦難・困難を乗り越えて、ようやく事業を軌道に乗せることができたと言える段階までやってきたとします。ここらで一息、といきたいところですが、そうも言っていられないでしょう。「あれもやりたい。これもやりたい」「新たに従業員を雇いたい」「もっと広い場所にオフィスを移転したい」などなど、希望は尽きることはありません。

2段ロケット、3段ロケットをどんどん打ちあげたい!という野望がムクムクとわいてくる方が多いです。

このようにビジネスを加速させていくための手法として、マーケティングの世界では大体4つが挙げられます。

アンゾフの製品市場戦略というものなのですが、ここでは市場を
1.市場浸透戦略
2.新製品開発戦略
3.市場開拓戦略
4.多角化戦略
の4つに分類して、それぞれに対して戦略を考えるというものです。

1の市場浸透戦略とは既存の製品を既存の市場に投入し、市場シェアを拡大させようとするものです。2の新製品開拓戦略とは新製品を既存の市場に、3の市場開拓戦略とは既存の製品を新市場にそれぞれ投入させるというものです。これら3つの共通点は、

製品か市場のいずれか(もしくはその双方)が既存であること

です。製品化市場のいずれかが既存であるという事は、それだけリスクが低くなるということを意味します。

これに対して、4の多角化戦略とは新製品を新市場に投入させるというものです、全く未知の市場に新製品を投入するわけですから、たとえ何かあった場合であっても既存事業とは関連性が低い(もしくはない)ためにリスク分散というメリットはあります。しかし、未知の分野への挑戦はメリットを上回るデメリットがあるため、失敗する確率は他の3つと比較しても高くなります。

ビジネスを加速させるためということで、それまでの事業と全く関係のないビジネスを始めようとする方って結構いらっしゃいます。それ自体は問題ではないのですが、よくよくお話を伺ってみると、リスク分散というよりは他人から紹介されて美味しいビジネスだと思ったからということが多いです。で、案の定、コケる確率が高いです。

本当に美味しいビジネスだったら他人に紹介なんてしませんよね。甘い言葉の誘惑に負けずに、本業とのシナジー効果等を検討した上でビジネスを加速しましょう。

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