天野 暢子 
 天野 暢子
 (nobukoamano)

プレゼン・コンシェルジュの「伝え方教室」|【第20回】イッテQの企画書

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2月23日の東京マラソンでプレゼン・ランを敢行しようと企てているプレゼン・コンシェルジュ、天野暢子です。人生はプレゼンの連続。せっかく走るならプレゼンしなければ損だ!という考えなのです。


 

プレゼン資料の適正枚数は


たくさんの紙私が非常によく聞かれる質問に
「プレゼン資料は何枚くらいがいいんですか?」
というものがあります。

次いで多いのが
「○分のプレゼンをやりますが、スライドは何枚くらいがいいですか」
というもの。

友人の一人は同じ質問をして、上司から「1分で1枚、60分なら60枚」と言われたそうですが、いやいや、そんな法律はありません。

プレゼン・コンシェルジュの回答は…
「プレゼン時間と資料枚数は比例しない」
「資料は少なければ少ないほどよい」
です。

大量の資料を作って褒められたのは過去のこと。今はどれだけコンパクトに収めるかで、ビジネススキルがはかられる時代です。

 

「あさイチ」1枚、「イッテQ」4枚


4枚の紙ある時、NHKの情報番組ディレクターが明かしてくれました。連ドラの後の「あさイチ」を担当されている方です。
番組改編期は関係者が新番組の企画を「A4 1枚」の企画書で提出して検討・審査されるそうです。いわゆる”ペラ1枚”ですね。

案を出したい人はおそらく何十人もいて、その人たちが数案出せば軽く100案超になります。それが5ページ物なら500枚になり、審査するメンバー数人にコピーしていたら、あっという間に千枚単位の紙に膨れ上がります。一人1枚という制限はあって当然でしょう。

実は私も「世界の果てまでイッテQ」の企画書を見せてもらったことがあります。この番組は2007年にスタートし、ちょうど丸7年を迎えた長寿番組です。
日曜夜のゴールデンタイムの番組は1本作るのに、数千万円のお金が動くプロジェクトです。番組企画書があるなら何十ページもあるような気がしませんか?

でも、実際に開始前、制作会社から出された企画書は4枚ものでした。
たった4ページの企画書でも内容が良ければ企画が通り、巨額の費用を動かして、7年以上も続くのです。

 

1枚にまとめるプロセスで考える

 

1枚企画書の本

1枚企画書の本もたくさん出ている

そういう事情を知っていますから、ライバルが多いコンペ、特にマスコミ業界に出す企画書は、私もA4一枚にこだわります。数十枚物の企画書を出した時点でアウトなのはよくわかっているのです。

伝えたいことはたくさんあるのに1枚に入る情報量にそぎ落とさなければいけない。そのプロセスで企画や内容も固まっていきます。

あなたが作ってきた資料はいったい何ページあるのか。一度数えてみましょう。

ここ一番の勝負こそ、ペラ1枚にチャレンジしてみましょう。

 

 

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