天野 暢子 
 天野 暢子
 (nobukoamano)

プレゼン・コンシェルジュの「伝え方教室」|【第26回】ひまわり不動産のコピー

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

昔からの習慣ですが、最近特に道を歩く時のきょろきょろ率が高まったプレゼン・コンシェルジュ、天野暢子です。先日も隣町の銭湯に遠征した際、気になる不動産屋さんを見つけました。


町の不動産屋のコピーがすごい

 

ひまわり不動産の看板

いたって普通の町の不動産屋さんなのに

小さい頃から間取り図を見るのが大好きな少女でした。知らない町の不動産屋でも店頭に間取り図が出ていたら必ず見てしまいます。

この夜見つけた「ひまわり不動産」(西巣鴨駅近く)の間取り図は一風変わっていました。

 

 

とても明るい和室

「とても明るい」とまで言われたら…

例えば
6畳の間取りには
「とても明るい和室6畳」と書いてあります。
たった6畳のスペースが、人もうらやむ部屋に変身です。

 

 

 

特別感のある専用ポーチ

「専用ポーチ」と書くだけで特別感が

さらには
「とっても明るい和室 余裕の8畳」
「とっても明るく広めの洋室7.5畳カーペット」
と書かれたら、”決めなきゃ損ソン”という気持ちになろうというものです。

「独立キッチン3畳」
「超大型収納」
「嬉しい敷金0」
なども魅力的ですね

 

「ただの6畳」を「メリットのある6畳」に

 

「食卓を囲める」ダイニングキッチン

「食卓を囲める」なら家族の幸せが見える

私も不動産の新聞広告をやっていたのでよく知っているのですが、通常は間取りを示すのに「3DK」程度しか紹介しません。「6 4.5 6 8DK」と書いてあればいいほうで、「6和 4.5洋 6洋 8DK」のように部屋の種類まで書いてあることはまれです。

ところが、町の普通の不動産屋「ひまわり不動産」は、広さと和洋が分かる表示の前に必ず枕詞のようなキャッチフレーズがつけられているわけです。
「明るい」<「とても明るい」<「とっても明るい」
で印象もかなり違います。

おそらく内覧してみたら、近隣のマンションと大差ない物件なのだとは思いますが、不動産の店頭広告とは、通りすがりの人の
「目を留め」
 ↓
「問い合わせてもらい」
 ↓
「内覧に結び付ける」

DKでなく「独立したキッチン」で狭さ解消

DKでなく「独立したキッチン」で狭さ解消

この流れがなければ売り上げに結び付きません。

“普通の物を、特別に見せる”って、こんなことだったのかと感心しました。
おそらく、スタッフの方々は慣れているので、6畳やDKのキャッチコピーを考えるのにそう時間はかからないはずです。いつものことですから次々言葉が出てくるのだと思います。

 

 

私たちにもできる「ひまわり式キャッチコピー」


これを私たちに転用すると、どうなるでしょうか。

まず私の6畳程度の仕事部屋なら
「バス停前 本郷通りに面した洋6畳フローリング」という言い方ができそうです。

私自身なら
「プレゼンのことなら何でも相談できる天野暢子(さん)」
という言い方もできるでしょうか。

使いやすいダイニングキッチン

「使いやすい」には個人差があるのを逆手にとって

皆さんもご自身のほか、配偶者、お子さん、洋服、自宅、車、勤務先、出身校、行きつけの飲食店などで、このキャッチコピー付けトレーニングをしてみてはいかがでしょうか。

「力持ちで力仕事では頼りになる夫」(配偶者)
「JR、メトロ、都電、都バス、コミュニティバスまで使えて立地抜群の中古戸建」(自宅)
「東京なのに広島値段の家庭料理 はせがわ」(行きつけの店)

私も瞬時につけられました。慣れたらもっと早くつけられそうですよ。


 

 このエントリーをはてなブックマークに追加
                       
< このカテゴリの前の記事
    
HOME│      このカテゴリの次の記事 >