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 (manabuwaku)

レディ・グーフォが聴く!会社に依存しない人の生態調査「榎本 あつしさん(1)」

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 レディ・グーフォ

みなさんこんにちは。

私の名前は「レディー・グーフォ」。
未来からきたフクロウ型ロボットよ。

この星に存在する“会社に依存しないはたらき方” をしてるってヤツラのことを調べに未来から来たの。

会社に依存しない人 たちが、日々何を考え行動し、どんな課題にぶつかっているのか

そんなリアルな生態を調査して、未来に持って帰りたいの。

レポートは大分たまってきたけど、でもまだまだ全然足りないわ。


 

今回調査に協力してくれたのは、ルールブック作成コンサルタント、
オフィスネアルコ代表の榎本 あつし(えのもと あつし)さんよ!

榎本さんにいろいろ話を聞きながら、未来を変えるヒントを持って帰るわ!
榎本さん、よろしくお願いね!


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 グーフォ

それじゃあさっそくお話をお伺いしていくわ!

 

10422688_837812742913770_1517025207_o 榎本 あつし

よろしくお願いします!

 

 グーフォ

榎本さんはルールブック作成のコンサルタントということだけど、
ルールブックってそもそも何なのかしら。
就業規則みたいなもの?

 

10422688_837812742913770_1517025207_o 榎本 あつし

確かに会社には就業規則があります。
これは法律でも作ることが決められています。

でも就業規則は社員全員がいつも意識して見るものではないですよね。
言葉づかいも難しいですし、一応作ってそれで終わり、という会社が多い。
就業規則をしっかり細かく作ったとしても、それで社員の動きが変わる
というわけではありません。



 グーフォ

たしかにそうね。年に一回開くかどうかくらいの存在だわ。



10422688_837812742913770_1517025207_o 榎本 あつし

ルールブックは就業規則ではなく、社員の皆さんに本当に守ってもらいたい、
動いてもらいたい、例えば挨拶のルールや会議のルール、出張や書類提出時などの
ルールを手帳サイズの冊子にまとめて記載したものです。

手帳サイズですから常に持ち運びできますし、内容も難しい言葉を避けて、
しなければならないではなく、やっていきましょうという文言になっています。



 グーフォ

挨拶や書類提出のルール!とっても細かいところまでルール化していくのね。
そこまで細かいと社員も何かと窮屈なんじゃないかしら。
もっと自由にやらせろ!みたいな不満がたまるんじゃない?

 

10422688_837812742913770_1517025207_o 榎本 あつし

確かにそういう印象を持つ人はいらっしゃいます。

ルールというのは、これはダメ!というものを決めるためのものではなくて、
ここまでならやってもいいですよ、という枠を決めるためのものだと思っています。

自由というのはイメージはとってもいい言葉ですけど、材料も枠もない中では
人は意外と何もできないものです。

 

 グーフォ

何もない中で自由にやっていいよと言われても、確かに何から始めていいかも
わからないわね。そのためにルールという線引きを行うということね。

 

10422688_837812742913770_1517025207_o 榎本 あつし

例えば元プロ野球選手の野茂英雄さん。
野茂さんはトルネード投法という、誰もやらないような独特のフォームで、
プロ野球選手として成功されました。個性を変えないで成功したわけです。

野球にもこと細かく決められたルールがあります。
例えばピッチャーはマウンドのプレートを踏んで投げなければいけません。

その決められたルールは守りつつ、自分にとって一番いい投げ方というものを
模索して、あの豪速球を可能にしたトルネード投法が生まれたわけです。

守るべきものは統一しますが、その中では自由にのびのびやる。
その方が組織の人は実際は個性が発揮できるのです。

 

 グーフォ

なるほどね。ここまでなら好きにやってもいいというものさえ決めておけば、
いちいち「これは大丈夫なのかな?」と考えなくて済むわけね。
そんなことを考えていたら、誰でもめんどくさくなって、やってみようという
気持ちは抑えられちゃうわ。

 

10422688_837812742913770_1517025207_o 榎本 あつし

企業側の視点で考えると、社員にはどんどん行動してもらって
成果を出してもらわないといけないですよね。
その行動に移してもらうキッカケをしめしていくということです。

もし分かれ道にやってきた時、案内板がないとどっちが目的地に続くか
わからない人は立ち止まってしまいます。

もし案内板を出すだけで目的地に向かってもらえるというのであれば、
出してあげた方がいいですよね。

会社が求めるものは、成果だと思うのです。
あれをこうして・・・とこちらから指示して、その指示が書いてあった方が
成果を出してくれるのであれば、案内板を出しましょう、ということです。

 

 グーフォ

社員が主体的に動いてくれないんだよねー、と愚痴をこぼす経営者を
たまにみかけるけど、それならどう動いてほしいかを先に示してあげれば
いいのよね。

 

10422688_837812742913770_1517025207_o 榎本 あつし

そうやって文章にして配れば、経営者もいいわけできなくなります。
ですから、上司がブレなくなるという効果もあります。
ブレないから評価も平等になりますよね。会社の理念や考えを軸に
評価するようになりますから。

ルールブックもツールですから。
ツールはどう使うかが重要です。作って終わりではないのですね。

 

 グーフォ

榎本さんはどうしてこのルールブックで起業しようと思ったのかしら?

 

10422688_837812742913770_1517025207_o 榎本 あつし

私は元々社会保険労務士だったのですが、その兼ね合いで就業規則を作成する
仕事がよくありました。

作成すると、多いところで大体100条くらいまであって、
でもそんなにあっても、社員にとって直接関係ない内容のところもあります。
そこで本人に関係のあるところだけをピックアップして、2〜3ページくらいの
就業規則の簡易版を作って配る、ということをしていました。

最初は小さい手帳にして配っていたのですが、
せっかく手帳にするならもっといろいろ入れられるよね、という話になり、
理念や社長の言葉も入れるようになりました。

そうやって各企業ごとに好きなように使ってもらえる、
今のルールブックの元ができあがったんです。

 

 グーフォ

そこにメリットを感じる企業が多かったってわけね?

 

10422688_837812742913770_1517025207_o 榎本 あつし

結構中小企業の経営者のアンテナにひっかかってくれたようです。

多くの経営者は、会社の考えが社員に浸透しない、という悩みを抱えています。
その原因は、そもそもその考え方を説明する時間や、その考えに接する時間が
少なすぎることです。

浸透させるためには、まずその考えをいつでも目にできる環境にする
必要があります。

 

 グーフォ

その問題を解決するために、ひとり一冊社員に持たせるルールブックが
効果的ってことね。

でもいざルールブックを導入するとなると、社員の反発とかで、
結構抵抗がありそうな気がするけど・・・どうなのかしら。

 

10422688_837812742913770_1517025207_o 榎本 あつし

初めの頃ですが、当時はルールブックを社長や幹部と作っていました。
結構いい感じのものができて、完成後に今日からこのルールブックを軸に
やっていきましょう!と伝えたところ、社員全員から総スカンをくらった、
ということはありましたね。

大事なのは、こういう目的のものを今作っていますよということと、
いつから導入しますよということを事前に伝えておくということです。

そして作成時に社員を巻き込むこと、これも重要です。
どういう内容を載せるのか、何をルールに決めるか、自分たちが作ったという
過程を必ず入れるようにしています。

 

 グーフォ

最初にそういった工夫をしておくわけね。

 

10422688_837812742913770_1517025207_o 榎本 あつし

浸透するかどうかは、最初の入り方が重要です。
みんなの意見を聞いて、みんなで作っているという意識付けが大事です。

そして導入後に、浸透しているかどうかをチェックするプロジェクトを
立ち上げます。

やはりツールですから、どんどん活用していかないと意味がありませんからね。

 グーフォ

何かを始めたけど続かない、浸透しないという会社はやっぱり多いと思うから、
このお話はたくさんの経営者の方にとって有益かもしれないわね。

次回は榎本さんの起業した頃のお話をさらに深堀りしていくわ!


次回は6/27(金)日に更新します。

 

 

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