天野 暢子 
 天野 暢子
 (nobukoamano)

プレゼン・コンシェルジュの「伝え方教室」|【第32回】資料は弁当方式で作る

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最近は自宅仕事が続くプレゼン・コンシェルジュ天野暢子です。こんな私でも学校に通っている期間は毎日弁当を作ってはFacebookにアップしていたんですよ(笑)。


ベテラン主婦の弁当の悩み

 

ベテラン主婦のお弁当

何品入っているか数えられえないほど盛りだくさんのおかず

知り合いの女性もFacebookに毎日の弁当の写真を公開しています。
ある日「今日の弁当はごちゃごちゃしてスッキリしないなあ」とつぶやいていました。

私は「シリコン製のカップで仕切ってみたらいかがですか」とカキコミしました。
ところが、実はこれでもその仕切りカップが使われているそうです。

続いて「作ったおかずを全部入れるからかもしれません。品数を絞って、残りはまた別の日に入れては?」ともコメントしました。


男性がつくった弁当

元から仕切りの入った弁当箱

別の知人男性も弁当を公開しています。

「男が作るとこんな感じ。ワンパターンで変わり映えしない」と嘆いていました。

ただし、この男性の弁当は、肉、ブロッコリー、ちくわ、トマトと、おかずがハッキリと認識できます。

 

 

 


「おかずは何か」を認識させる


かたや主婦歴約30年の料理上手さんが作る愛情たっぷりの弁当。
食材も数え切れないほど入っていて、いろんな調理方法で手間ひまもかかっています。
かたや男性が自分のためにあり合わせの食材を詰めただけのもの。

食べてみたら、おいしくて栄養があるのはベテラン主婦が作った弁当に決まっていますが、見た目のわかりやすさで言うと、「男の不器用弁当」に軍配が上がります。

オリジン弁当

「オリジン弁当」の新サービス

四角に仕切られた弁当は、自分でおかずを詰めるバイキングスタイルのもの。私がおかずをよそって、店の人がご飯を詰めました。
それでも、スッキリとおいしく見えるはずです。

それは、容器が白で、仕切り部分が余白を演出しているからです。それぞれのおかずはいろんな食材が入っているため、色とりどりですが、おかずはそれぞれ独立して見えるのです。

実は、プレゼン資料も弁当と同じです。
「これは好物の卵焼き」「うれしいな」「最後に食べよう」と、目にした瞬間から直感させなければダメです。

パッと見た時、何が入っている、どれが大事と直感させるような工夫が必要になります。

 

資料は弁当方式で作る


分かりにくい、伝わらない、決まらない資料は弁当方式で変身させましょう。

(1)情報量を抑える
あれも、これもと全部詰め込むと結局何も伝わりません。
「今日はこれ」と3点に絞り、残りはオマケ程度にとどめます。(弁当のふりかけ、添え野菜程度)

(2)余白で情報を分割する
資料には余白を挟むことで、情報がそれぞれ独立して見えるようになります。
空白行、スペース、中扉などを挟んで余白を取りましょう。
表組みや仕切り線を入れることでも情報を整理できます。

(3)色を抑える
色を多用すると相手を混乱させるだけでなく、下品になってしまいます。
使う色を決めたら、ルールを決めて使っていきます。

家庭料理は「ベテラン主婦スタイル」でも、
資料は「男の手作り弁当スタイル」で作っていきましょう。


 ※弁当写真の使用を許諾くださったお二人、ありがとうございました。

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