天野 暢子 
 天野 暢子
 (nobukoamano)

プレゼン・コンシェルジュの「伝え方教室」|【第36回】マッサンのプレゼン

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最近、台湾に行ってきた天野暢子です。
台北のホテルでは外国のテレビも視聴でき、リアルタイムで毎朝、連ドラ「マッサン」を見ていました。
(1時間の時差があり、現地時間では7時スタート)

大正時代の株主会議でプレゼン


ある日は、酒造会社に勤める主人公のマッサン(玉山鉄二)がウイスキー製造事業を株主会議で承認を受けるためのプレゼンをしていました。

大正時代の日本にプレゼンテーションという言葉も概念もなかったでしょうが、見ているとそれは明らかに事業を通すためのプレゼンでした。

もちろん、パソコンもOHPもない時代です。
マッサンは黒板に精密な図を描き、図面を張り出し、資料を配布して懸命に説明しますが、参加者からよい返事をもらえません。

NHKサイト「エリーが仕掛けた株主会議の秘策」

エリーが仕掛けた株主総会の秘策

途中で気づいてスマホで1枚しか撮れなかったテレビ画面(右上に外国語放送の表示)

 

試飲と試食で相手を説得


そこに登場したのが、本場スコットランドから持ち帰ったウイスキーの原酒です。
出席者に少量ずつ配って試飲させていました。
さらには、マッサンのエリー夫人がウイスキーに合うスコットランド料理を作って、試食させます。

ドラマなので作り話と言えばそれまでですが、かのNHKが作るドラマです。
史実に基づいて時代考証は念入りにしているでしょう。
つまり、この程度のことは当時行われていた可能性が高いと考えるべきなのです。

 

今すぐマネできる大正時代のプレゼン


さて、皆さんのプレゼンで、事業承認のために、意思決定者に試飲や試食までさせていることはあるでしょうか。

パソコンやスライドのない時代には、味覚や嗅覚までも動員して人の心を動かしていたわけです。
今、できないわけがありません。
むしろ、今の方が演出に凝ることはできるはずです。

図解の模造紙、黒板、試飲、試食、配布資料…これくらいは大正時代レベルです。
スライド以外に何か別の方法も盛り込みたい時は、まずこれらを試してみてください。


 

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