天野 暢子 
 天野 暢子
 (nobukoamano)

プレゼン・コンシェルジュの「伝え方教室」|【第39回】ビフォアが×、アフターが○

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キレイで精密に作られた資料でもすぐに間違いを見つけてしまうプレゼン・コンシェルジュ天野暢子です。
私が見かけたおかしな資料とは…。


これではイイものがダメになる例

 

正誤表

視線は左から右に動くのが自然

私が見かけたのは資料関係のビジネス書です。
良い例と悪い例が見開きページで対比してありました。

ところが、左ページが○で、右ページが×なのです。
普通、横書きの資料は左から右に読んでいきますね。
(戦前の看板は右から左でしたが)

すると、良いものを悪く加工したというストーリーになってしまいます。

正誤表

視線は上から下に動く

また、別の本では、上に○、下が×というレイアウトもありました。
こちらも、良いものが悪くなった流れになってしまいます。

資料を下から上に読む人は絶対にいませんから。

 

 

正誤表

素晴らしい企画書だったものが悪くなる紹介と勘違い

時折、冊子に「正誤表」という間違いの訂正が挟まれていることがありますが、これは誤りを正しく知らせるという意味では「誤正表」であるべきでしょう。


 

 

 

 

目の動きの前にビフォアを置き、後ろにアフターを置く

 

読むときの自然な視線の動き

このように、「悪いものを、こうしたら、こんなに良くなった」ということを紹介するには、必ず、悪いほう(×)がビフォアで、良くなったほう(○)はアフターでなくてはなりません。

けれども、レイアウトによって、それが全く逆の意味に伝わってしまうことがあります。
横書きの資料では、左上から読み始めて、右下まで下がるという習慣がついていますから、それに反するレイアウトでは伝えたいことが伝わらないだけでなく、反対の情報を刷り込むことにもなりかねません。

 

モノには置き位置がある


○・×やビフォア・アフターにかかわらず、情報には正しい置き位置というものがあります。

ランキングで上からミカン、リンゴ、バナナと並べたら、誰もが1位がミカン、2位がリンゴと受け取るはずです。

野球のスコアボードを見せられたら、上が先攻、下が後攻と思うでしょう。

相手の理解をスピーディーに深めるためには、誤解がなく、直感できるようなレイアウトを心がけてください。


 

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